2002年4月23日 報道発表
2002年5月31日一部改訂

小型・軽量、A5サイズのMicrosoft(R) Windows(R) XP搭載ミニノートPC

モバイルミニノートPC"InterLink”MP-XP7210/XP3210

〜「デュアルパワーシステム」により、長時間駆動を実現〜




写真はモバイルミニノートPC"InterLink”「MP-XP7210」(右手前)、「MP-XP3210」(左奥)です。






 日本 VICTOR (株)は、AV機能やモバイル環境での使い勝手が強化された「Microsoft(R) Windows(R)XP」をOSに採用した、小型・軽量、A5サイズのモバイルミニノートPC"InterLink(インターリンク)”「MP-XP7210/XP3210」を発売します。本機は、デジタルVideo camera(DVC)とインターネットとの連携性を高めるモバイルツールで、高速CPUと多彩なインターフェイスにより、モバイル環境での動画編集など、DVCと組み合わせた新たな使い方が楽しめます。



品名
愛称
型名
メーカー希望小売
価格(税別)
発売時期
月産台数
モバイル
ミニノートPC
InterLink
MP-XP7210
オープン価格
6月上旬
各3,000台
MP-XP3210



<主な特長>
1.使用状況にあわせて選べる「デュアルパワーシステム」
本体に内蔵したビルトインバッテリーで最長約2時間、取り付け自在のアウターバッテリー(付属)と組み合わせると最長約5.5時間駆動が可能。手軽に持ち運ぶときは"ビルトインバッテリーのみ”、出張時には"アウターバッテリーと組み合わせる”など、使い方にあったスタイルが選べます。

2.「超低電圧版モバイル インテル(R)Pentium(R)IIIプロセッサ800MHz-M」CPU搭載(「MP-XP7210」)
「MP-XP7210」にはミニノートPC最速レベルの「超低電圧版モバイル インテル(R)Pentium(R)IIIプロセッサ800MHz-M」CPUを搭載。高い処理能力と安定性に加え、Deeper Sleepダイナミックパワーマネージメントによりバッテリー駆動時間が大幅に伸び、モバイル環境でもオフィスでも、デスクトップPC並みの快適な操作性を実現します。(「MP-XP3210」には「超低電圧版モバイル インテル(R) Celeron(R) プロセッサ650MHz」を搭載。)

3.高い質感と高剛性を実現した、軽量880g・A5サイズのマグネシウム合金ボディ
堅牢なマグネシウム合金製・薄型28ミリのスタイリッシュなシルバーボディを採用。鞄の中に入れても苦にならない、軽快な携帯性を実現しました。(※「MP-XP3210」の質量。「MP-XP7210」は885g。)

4."圧縮された音楽データ”をCD並みのクオリティで再生する、独自の「CCコンバーター」搭載
当社独自の高音質化技術「CCコンバーター」を、ソフトウェア化して搭載。音楽配信サイトから Download した"圧縮された音楽データ”の再生時、余韻・臨場感・リアル感が飛躍的に向上します。

5.明るく見やすい8.9型ワイドSVGA液晶を搭載
ブロードバンドコンテンツを高画質で表示する、低温ポリシリコンTFT液晶を採用。動画やHome ページを明るく鮮やかに表示します。

6.充実した基本スペックと、多彩なインターフェィス
「MP-XP7210」には256MBのメインメモリーと30GBのハードディスクを搭載(「MP-XP3210」はそれぞれ128MB、20GB)。さらに、SDメモリーカードスロット、PCカードスロット(TYPEII)、i.LINK端子(「MP-XP7210」のみ)、USB(Ver.1.1)2ポート、ブロードバンド対応のLAN端子などを装備。


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<企画意図>
 パーソナルコンピューター市場の成熟にともない、その商品形態は多様化しています。その中で成長が期待されているのが、モバイル用途に適した小型・軽量のミニノートPCです。そのニーズは、ユーザースキルの向上につれて、ビジネスユースだけにとどまらずプライベートユースでも今後拡大し、2003年には100万台を超える市場に成長すると予測されます(当社予測)。


 当社は、これまでもデジタルVideo camera(DVC)に初めてメモリーカードスロットやUSBインターフェイスを搭載するなど、"PCに手軽に画像を取り込んで、編集を楽しみたい”というユーザーニーズにお応えしてきました。また、'99年からMicrosoft(R)Windows(R)CEをOSに採用したハンドヘルドPC"InterLink”を発売し、DVCとインターネットを組み合わせた新しいコミュニケーションとして"動画メール”などを提案してきました。
 そして今回、"ブロードバンド環境を活用した、より進んだ映像コミュニケーションの実現”をコンセプトに、基本スペックを充実させるとともに、DVCと一緒に持ち歩けるサイズ・質量を実現したMicrosoft(R) Windows(R)XP搭載モバイルミニノートPC「MP-XP7210/XP3210」を企画・開発しました。
 2機種ともにUSB端子、SDメモリーカードスロットを搭載し、DVCから手軽に画像を取り込めます。特にCPUに「超低電圧版モバイル インテル(R) Pentium(R)IIIプロセッサ800MHz-M」を、インターフェイスにi.LINK端子を搭載した上位モデル「MP-XP7210」は、ミニノートPCながらスムースな動画編集が可能で、撮った映像をその場で手軽に編集し、インターネットを通じて家族や友人にEメールを送ることができます。
 また、当社DVCに搭載の「Web Camera機能」と、本機のOSに搭載されているアプリケーションWindows(R) MessengerやWindows(R) NetMeeting(R)などのソフトを併用することで、インターネットを利用したTV電話やTV会議が可能です。(※当社「Web Camera機能」搭載DVC:「GR-DV3000/DVP7/600K」)
 さらに"audio・ビジュアルの専門メーカー”として"圧縮された音楽データ”再生時の音質向上にもこだわり、独自の原音再生技術を活かした「CCコンバーター」を搭載しました。
 当社は、本機を新たに商品ラインナップに加えることで、"新たなコミュニケーションの実現”を目指します。




<「MP-XP7210/XP3210」の主な仕様>
型名
MP-XP7210
MP-XP3210
CPU 型名
超低電圧版
モバイル インテル(R) Pentium(R)III
プロセッサ-M
超低電圧版
モバイル インテル(R) Celeron(R)
プロセッサ
クロック
800MHz
650MHz
バスクロック
133MHz
100MHz
二次キャッシュメモリー
512KB
256KB
メインメモリー
標準256MB(オンボード128MB)
/最大384MB
標準128MB(オンボード128MB)
/最大384MB
拡張メモリースロット(空き)
メモリースロット×1(0)
メモリースロット×1(1)
ハードディスク※1
30GB
20GB
グラフィックアクセラレーター
SiS630ST内蔵
ビデオメモリー
メインメモリー共用16MB(最大64MB)
内蔵
ディスプレイ
画面サイズ
8.9型低温ポリシリコンTFT液晶(バックライト付)
LCD表示(本体)
1024×600ドット  1677万色※2
外部ディスプレイ表示※3
640*480 , 800*600 , 1024*600 , 1024*768※4 ,
1280*1024※4 , 1600*1200※4
1677万色
サウンド
Sound Blaster ProTM 互換、内蔵ステレオspeaker
内蔵FAXモデム※5
最大通信速度:データ56kbps(受信) 33.6kbps(送信)/FAX14.4kbps
V.90/K56flexTM規格準拠(自動切替)
インターフェイス
外部ディスプレイ出力※3
モジュラージャック(RJ-11)×1
USB(1.1)×2※6
i.LINK(IEEE1394)
S400(4ピン)×1※7
LANコネクター(10/100BASE-TX)×1
マイク入力(モノラルミニジャック)×1
headphones 出力(ステレオミニジャック)×1
PCカードスロットTYPE II×1
SDメモリーカードスロット×1
キーボード キーピッチ
16mm
キーストローク
1.5mm
ポインティングデバイス
スティック式
電源
ACアダプターまたは、リチウムイオンバッテリー(内蔵、標準[付属]、
大容量[オプション])※8
消費電力
最大46W
省エネ法に基づく
エネルギー消費効率※9
S区分 0.00066
S区分 0.00079
バッテリー
駆動時間※10
内蔵バッテリー
最長約2.0時間
(JEITA測定法1.0 約1.5時間)
最長約2.5時間
(JEITA測定法1.0 約2.0時間)
内蔵バッテリー
+標準バッテリー
パック(付属)
最長約5.5時間
(JEITA測定法1.0 約4.0時間)
最長約6.0時間
(JEITA測定法1.0 約4.5時間)
内蔵バッテリー
+大容量バッテリー
パック
(オプション)
最長約9.0時間
(JEITA測定法1.0 約6.5時間)
最長約9.5時間
(JEITA測定法1.0 約7.0時間)
バッテリー充電時間
(オン/オフ時とも)※11
内蔵バッテリー:約1.0時間(80%)、約1.5時間(約100%)
標準バッテリーパック:約1.3時間(80%)、約2.3時間(約100%)
本体外形寸法 寸法
(W)225mm×(H)28.0mm/29.5mm(バッテリー部)×(D)152mm
寸法
(標準バッテリー
パック装着時)
  (W)225mm×(H)28.0mm/29.5mm(バッテリー部)×(D)177mm
質量
約885g
約880g
質量
(標準バッテリー
パック装着時)
約1055g
約1050g
主な付属品
リチウムイオン標準バッテリーパック(アウターバッテリー)
ACアダプター、アプリケーションCD-ROM※12、モジュラーケーブル、 Operating Instructions
※1 パーティションは、約5GBをD:、残りをC:と設定しています。
※2 ディザリング機能により実現。
※3 外部ディスプレイとの接続には、オプションのConnection Cable (MP-VGX1)が必要です。
※4 表示は外部ディスプレイのみとなります。
※5 日本国内におけるNTTアナログ一般回線専用です。56kbpsはV.90の理論上の最高速度です。送信時は33.6kbpsが最高速度となります。実際の通信速度は回線品質などの状況により変動します。
※6 全てのUSB対応機器の動作を保証するものではありません。
※7 全てのi.LINK対応機器の動作を保証するものではありません。
※8 リチウムイオンバッテリーは消耗品です。
※9 エネルギー消費効率とは省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を省エネ法で定める複合理論性能で除したものです。
※10 駆動時間は省電力測定時の数値で、設定やご利用条件により変動します。
※11 標準バッテリーパックは、内蔵バッテリーが100%充電された後に充電を開始します。
※12 本体搭載ソフトウェアを再インストールする際に必要です。OSは含まれません。別途CD-ROMドライブが必要です。本機以外のPCへのインストールはできません。


本体搭載ソフトウェア(プレインストール)
型名
MP-XP7210
MP-XP3210
OS※1※2
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional
Microsoft(R)Windows(R) XP Home Edition
動画編集・管理
(MPEG1,4)
PIXELA ImageMixer
音楽・動画再生
Windows MediaTM Player 8※2※3
サウンドフィルター
CCコンバーター※2
メール
Microsoft(R) Outlook(R) Express 6※2※3
インターネット
Microsoft(R) Internet Explorer 6※2※3
ウイルスチェッカー
Norton AntiVirusTM 2002※4
PDFビューワー
Adobe(R) Acrobat(R) ReaderTM※5
ストリームプレーヤー
RealPlayerTM 8 Basic※5
コミュニケーション
ツール
Windows(R) Messenger※2※3
電子会議
Windows(R) NetMeeting(R)※2※3
オンラインサインアップ
AOL 7.0 for Windows(R)
@niftyでインターネットfor Windows(R)
ドライバー
およびデコーダー
DVC ドライバー※2
G.726 デコーダー※2
※1 システムのリカバリーは、本体内蔵のハードディスクより行います。OS単体の再インストールはできません。
※2  support は日本 VICTOR で行います。
※3 OSに含まれます。
※4 ウィルス定義ファイルの無償更新期限は、ご使用開始後90日間となっております。期間終了後は有償となります。
※5 フリーソフトのため support は行っておりません。

●インテル、Pentium、CeleronおよびIntel Insideのロゴはインテル社の登録商標です。●Microsoft, Windows、Windows Media、Outlook、Windowsロゴは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。●Adobe、Adobe AcrobatはAdobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。●RealPlayerは米国また諸各国において、米国RealNetworks, Inc.社の登録商標です。●アメリカ・オンラインおよびAOLはAOLの登録商標です。●@niftyはニフティ株式会社の商標です。●Norton AntiVirusはSymantec Corporationの登録商標です。●i.LINKとi.LINKロゴはソニー株式会社の商標です。●SDロゴは商標です。●CCコンバーターおよびCCコンバーターのロゴは、商標です。●その他、記載された社名、商品名等の固有の名詞は、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。


<別売専用オプション>
品  名
型  名
希望小売価格 (excluding tax)
発売時期
CD-ROMドライブ※1 「MP-CDX1」
22,800円
6月上旬
リチウムイオン標準バッテリーパック※2 「BN-LS11」
15,000円
リチウムイオン大容量バッテリーパック 「BN-LL21」
30,000円
バッテリーチャージャー 「MP-BCX1」
20,000円
ACアダプター※2 「MP-ACX1」
12,000円
外部ディスプレイConnection Cable 「MP-VGX1」
4,000円
キャリングバッグ 「MP-BGX1」
13,000円
※1 PCカード接続でInterLink本体から電源供給。読出し速度最大16倍速。
※2 本体同梱品と同一品。


<リチウムイオン大容量バッテリーパック「BN-LL21」の特長>
内蔵バッテリーとあわせて最長約9.0時間の長時間駆動が可能。モバイル環境で動画データを扱いたいときなどに便利です。


<バッテリーチャージャー「MP-BCX1」の特長>
小型・軽量のバッテリーチャージャー。本体付属のACアダプターをそのまま利用可能にしたことで、優れた携帯性を実現。本体に電源供給しながら、同時にバッテリーパックに充電できます。


<キャリングバッグ「MP-BGX1」の特長>
"PORTER”ブランドで知られる吉田かばん製の、耐水性・耐衝撃性に優れた専用キャリングバッグ。キャリングバッグに本体を取り付けた状態でも使用できる親切設計です。


写真はリチウムイオン
大容量バッテリーパック「BN-LL21」です。

写真はキャリングバッグ「MP-BGX1」に
「MP-XP7210」を装着した例です。



付属資料

当社独自の高音質化技術「CCコンバーター」について 

「CCコンバーター」は、日本 VICTOR (株)が開発した"CDなどのデジタル音楽データを波形分析し、もとのアナログ音楽データ(製作時:デジタル化される前=CDになる前)を想定して、その波形に近づくようにリアルタイムで演算処理するデジタル信号処理技術”です(2000年12月21日業界発表)。音楽をデジタル化した場合に失われる高調波(人間の耳には聞こえないほど高い周波数)は、楽器の個体差、演奏者などにより異なるため、デジタルの音楽波形をもとに"製作現場でのオリジナルの音楽波形”を想定し整えなおすのは非常に困難ですが、当社は、音楽制作部門を持つ(=豊富な音楽データを得られる)強みと、長年培った音響技術を活かし、本技術を開発しました。当社はこれをHi-FiタイプのCDプレーヤーやAVAmplifierに搭載し、その音質の良さが市場から高い評価を受けています。
 今回、モバイルミニノートPC「MP-XP7210/XP3210」には、この「CCコンバーター」技術をソフト化して搭載し、デジタル化によって失われたデータだけでなく、圧縮処理によって失われた音楽データの復元も目指しました。PCハードウェアのサンプリング周波数等の制限から、ソフトウェア処理による最適な周波数帯域拡張処理を開発し、圧縮データ、LPCMデータに最適なモードを用意しています。
 「MP-XP7210/XP3210」では、PC上のあらゆる音声ファイルの高音質化を実現するため、ソフトウェア処理による「CCコンバーター」を最終段に配置。これにより「CCコンバーター」処理された音声信号は、 headphones 端子、内蔵speaker、USB端子から出力され、高音質な音楽再生を実現します。



<「CCコンバーター」による周波数帯域拡張>

MP3(128kbps)再生時



<「CCコンバーター」の構成概念図>



※[周波数帯域拡張処理]アナログ信号をデジタル化した場合には高調波成分が失われます。この高調波は人間の耳には聞こえないほど高い周波数です。しかし自然界の音は多くの高調波成分が含まれており、高調波成分を切り捨てることで可聴帯域の音声波形が変化します。同様に音声圧縮により削減された音声データは人間の耳には検知し難い音声データですが、可聴音声データに影響を与えます。本技術は、失われた音声データが存在した場合の音声データを想定し復元することを目的に開発されています。



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