主な特長
企画意図
主な仕様
付属資料
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1999年8月25日 報道発表

世界初、最長24時間(※)のデジタル録画ができる「LS3モード」搭載

D-VHSデジタルレコーダー HM-DR10000

〜地上波やBSなどアナログ信号のデジタル記録に加え、
DVCからのデジタルダビングも実現〜







写真は、D-VHSデジタルレコーダー「HM-DR10000」です。(上)
<D-VHSデジタルレコーダー「HM-DR10000」のフロントドアを開けた状態>(下)



 日本 VICTOR (株)は、世界で初めて最長24時間(※)のデジタル録画(※来春発売予定のD-VHS480分テープ使用時)を実現する「LS3モード」を搭載したD-VHSデジタルレコーダー「HM-DR10000」を発売します。本機は、新開発のMPEG2エンコーダーを搭載し、地上波やBSなどのアナログ信号をデジタル記録できるほか、デジタルVideo camera(DVC)からのデジタルダビングや、デジタルCS放送のデジタル記録など、すべてのNTSC映像がデジタル記録できます。
 なお、国内と同時に欧州向け仕様も開発し、8月28日からのベルリンショーに出品、11月から順次発売します。



品名
型名
標準価格(税別)
発売時期
月産台数
D-VHSデジタルレコーダー
HM-DR10000
198,000円
11月予定
3,000台



<主な特長>

1.世界初、最長24時間(※)のデジタル録画ができるD-VHS「LS3モード」を搭載(※D-VHS480分テープ使用時)
D-VHSの「STD(スタンダード)モード」に加えて、世界で初めて「LS3モード」を搭載。1本のテープで1日分のエアチェックを実現。

2.アナログ信号をMPEG2デジタル信号に変換する新開発のMPEG2エンコーダー/デコーダー搭載
地上波やBS放送、VHS/S-VHSビデオ出力などアナログ信号のD-VHS記録を実現。また、デコーダーの装備により、手持ちの TV Set で再生・視聴が可能。

3.デジタルインターフェースのi.LINK(IEEE1394)端子を装備
(1)DV信号をMPEG2デジタル信号に変換。デジタルVideo camera(DVC)のDV端子(i.LINK)と接続してD-VHSへのデジタルダビングが可能。
(2)既発売のデジタルCSチューナー「TU-VCS1」とi.LINK接続し、デジタルCS放送"スカイパーフェクTV! ”のデジタル記録が可能(映像・音声と同時に番組データも記録)。また、著作権保護に対応した「DTCPデジタルコピープロテクション」を採用。

4.D-VHS記録映像が高画質で楽しめる「D1出力端子(色差信号出力)」を装備
「D1入力端子」を装備した TV Set と接続し、色彩豊かな高品位カラー映像の再生・視聴が可能。

5.録画したテープの管理やsearchに便利な「ビデオナビゲーション」を搭載
録画した番組のタイトルや録画日時、テープ管理番号など約1,300タイトルを本体にメモリー。

6.D-VHS記録映像の早送り/巻き戻し再生(シャトル・サーチ)を実現
D-VHS記録したアナログ映像やDVC映像を「STDモード」記録時で12倍速、「LS3モード」記録時で36倍速の早送り/巻き戻し再生が可能。

7.デジタル3次元回路や「デジタルワイドTBC」、「S-VHS ET」など、S-VHS/VHSも高画質設計


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<企画意図>
 現在、世界の TV Set 放送はアナログ放送からデジタル放送への転換期を迎えています。衛星放送においてはすでに世界各地でデジタル放送が実施され、米国や英国においては基幹放送である地上波放送においても昨年よりデジタル放送が始まり、本格的なデジタル放送時代が幕を開けようとしています。
 一方、日本国内においてはCSがすでにデジタル放送を開始しており、来年末にはBS、数年後には地上波放送がデジタル化される予定です。
 当社はこのようなデジタル放送時代の到来を見据え、『21世紀のHome ビデオ』としてVHSを基盤にデジタル記録を可能にしたD-VHSを開発('95年)。すでに米国('97年)や国内('99年)で衛星デジタル放送を対象に発売してきましたが、国内や欧州においては本格的デジタル放送時代を迎えるまでに数年かかることや、デジタル化後も数年間はアナログ放送が併行して行われること、同様に家庭用AV機器もアナログとデジタルの混在期が当分続くことなどから、『アナログ放送(信号)にも対応するD-VHS』として本機を企画しました。
 開発にあたっては、
 (1)CSデジタル放送のデジタル記録に加え、アナログ放送(信号)のD-VHS記録の実現
 (2)用途を大幅に広げる長時間デジタル記録の「LS3モード」の搭載(世界初)
 (3)デジタルVideo camera(DVC)からのデジタルダビングの実現(世界初)
 (4)D-VHS記録映像の早送り/巻き戻し再生(シャトル・サーチ)の実現(世界初)
など、アナログ/デジタル混在期のD-VHSの用途拡大を最重点項目に、「24時間オールデジタルビデオ」をコンセプトに商品化を図りました。


<「HM-DR10000の記録時間」>
モード
転送レート
記録時間
480分テープ
(来春発売予定)
DF-420Aテープ
DF-300Aテープ
DF-240Aテープ
STDモード
14.1Mbps
8時間
7時間
5時間
4時間
LS3モード
4.7Mbps
24時間
21時間
15時間
12時間

 

<「HM-DR10000」の接続概念図>


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<主な仕様>
 
D-VHS記録部
VHS記録部
録画方式
D-VHS MPEG2 STD/LS3モード規格
S-VHS方式
受信チャンネル
VHF:1ch〜12ch、UHF:13ch〜62ch、CATV:C13(63)ch〜C63(113)ch
BS:1、3、5、7、9、11、13、15ch
使用カセット
D-VHS、S-VHS、VHSカセット(D-VHS記録にはD-VHSカセットが必要)
最大録画
再生時間
STDモード:8時間
(480分テープ使用時)
LS3モード:24時間
(480分テープ使用時)
標準モード:3時間30分
(210分テープ使用時)
3倍モード:10時間30分
(210分テープ使用時)
テープ速度
STDモード:16.67mm/sec
LS3モード:5.55mm/sec
標準モード:33.4mm/sec
3倍モード:11.1mm/sec
入力端子
S映像×3、AV×3
出力端子
S映像×2、AV×2、D1映像×1
i.LINK端子
4ピン(S200)×2(MPEG2入出力/DV入力兼用)
外形寸法
(幅)468mm×(高さ)145mm×(奥行き)407mm
本体質量
8.0kg
消費電力
37W(BSアンテナ電源使用時43W、電源「切」時6.6W)
*i.LINKは、IEEE(Institute of Electronics and Electronics Engineers)1394-1995およびその拡張仕様を示す呼称です。
 i.LINKとi.LINKのロゴ「i」はソニー社の商標です。


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付属資料

【HM-DR10000の主な特長】

<D-VHS部>
1.世界初、最長24時間のデジタル記録ができる「LS3モード」を搭載
スタンダードの「STDモード」(14.1Mbps)に加えて長時間記録の「LS3モード」(4.7Mbps)を搭載。来春発売予定のD-VHS480分テープを使用して1日24時間のデジタルエアチェックが可能。

2.新開発のMPEG2エンコーダー/デコーダーを搭載
地上波放送やBSなどアナログ信号をデジタル信号に変換してD-VHS記録する、新開発のMPEG2エンコーダーを搭載。また、D-VHSのデジタル信号出力をアナログ信号に変換するデコーダーの搭載により、手持ちの TV Set に直接接続でき、高画質映像の手軽な視聴が可能。

3.デジタルインターフェースのi.LINK(IEEE1394)端子を装備
(1)DV信号をMPEG2デジタル信号に変換。DV出力端子(i.LINK)を装備したデジタルVideo cameraとi.LINK接続し、デジタルVideo camera(DVC)映像のデジタルダビングが可能。
(2)既発売のデジタルCSチューナー「TU-VCS1」とi.LINK接続し、デジタルCS放送の「スカイパーフェクTV!」のデジタル記録が可能。

4.D-VHS再生映像のコンポーネント(色差信号)出力を実現する「D1出力端子」を装備
デジタルBS放送アダプターに対応したD1入力端子装備の TV Set と接続し、色彩豊かな高品位カラー映像再生が可能。

5.D-VHS記録映像の早送り/巻き戻し再生(シャトル・サーチ)が可能
「STDモード」で12倍速、「LS3モード」で36倍速の早送り/巻き戻し再生をD-VHSで初めて実現
(アナログ入力、DV入力からのD-VHS記録テープに限る)。
6.不安定なアナログ信号のデジタル記録を実現する新開発の「フレームシンクロナイザー」を搭載
古いテープやダビングしたテープなど不安定なアナログ信号のデジタル記録が可能。
7.デジタルマルチメディア時代に対応した「i.LINK選択」機能を装備
最大63台のi.LINK機器とi.LINK接続でき、カテゴリー/メーカー名の判別/入力ソースの選択が可能。


<S-VHS、VHS部>
1.高画質設計
(1)再生画像の揺れを防ぎ、常に安定した映像を実現する「デジタルワイドTBC」を搭載。また、再生時に同期とカラーバースト信号を正規の信号と入れ替え、ダビング時の画質向上も実現。
(2)輪郭部の色にじみや小面積部の色の薄れを防ぐ当社独自の「デジタル3次元スーパーカラー」。
(3)再生時の輝度信号ノイズを大幅に低減する「ワイドレンジデジタル3次元アダマールNR」。
(4)再生映像の色ノイズを大幅に低減し、鮮明なカラー画像を実現する「デジタル3次元CNR」。
(5)用途に応じて4つの再生画質モードが選べる「インテリジェントピクチャー」を搭載。
  (1)スタンダードモード・・・最も自然な画質設定。通常はこのモードを使用。
  (2)ダビングモード・・・・・・・ダビング時に使用。
  (3)ソフトモード・・・・・・・・・ノイズが目立つ映像の時に使用。
  (2)アニメモード・・・・・・・・・アニメーションやCG映像に最適。

(6)VHSテープで水平解像度400本以上の高画質記録が楽しめる「S-VHS ET」機能を搭載。
(7)テープの性能を素早くチェックし、テープが保持する最大能力で記録する「テープレベルアップ」。

2.簡単・便利・安心設計
( 1 )S-VHS、VHS記録テープの特殊再生が楽しめる「ジョグ・シャトルダイヤル」を装備。
( 2 )モノラル音声番組や二ヶ国語放送時のCM(ステレオ音声に限る)を自動的にカットして録画する「オートCMカット」に加え、一押し30秒最大2分の早送りをする「CMスキップ」ボタンを装備。
( 3 )レンタルソフトなどテープ終了時に便利な220倍速(120分テープで約100秒)の高速巻き戻し。
( 4 )標準モードで予約録画中に、テープの残量が乏しくなると自動的に3倍モード録画に切り替えて録画する「ぴったり録画」。


<D-VHS、S-VHS、VHS共通部>
(1) TV Set 放送信号やコンポジット映像入力時に発生するドット妨害やクロスカラーをなくし、稠密な映像を実現する動き適応型の「プリサイスデジタル3次元Y/C分離」。
(2)悪天候でも安定した受信を行う「くっきりBSチューナー」搭載。
(3)録画したテープの管理やsearchに便利な「ビデオナビゲーション」を搭載。録画の日時やチャンネル、テープ番号、手入力によるジャンル設定など1,300番組分を本体にメモリー。
(4)ハイビジョン放送受信用MUSE-NTSCコンバーター等のフルモードを自動判別するワイド TV Set 対応の「オートワイドシステム」や、「AFC入力端子」「S映像リターン入力端子」「S1端子」、WOWOW放送受信に便利な「Wデコーダ端子」と「リターン入力端子」を装備。
(5)「毎週」や「月〜金」予約、「外部入力」予約もできる1年間8プログラム予約タイマー。
(6)Gコード予約機能に加え、 Remote controller に配列された「予約」→「開始時間」→「終了時間」→「日付」→「チャンネル」を入力して録画予約する「快速予約」を装備。
予約内容の表示は TV Set 画面のほか、本体のディスプレイでも確認が可能。
(7)録画した番組の呼び出し(前後9番組)が簡単にできる「頭出し再生」機能。
(8)テープの始めから最後までを自動的に繰り返し(50回)再生する「リピート再生」機能。(VHS、S-VHS、D-VHS「STDモード」記録テープのみ)
(9)早送りや巻き戻し、頭出しの際にテープの位置をオンスクリーンで知らせる「テープ位置表示」。
(10)当社を含めた、国内12社の TV Set の操作(電源、チャンネルのダイレクト選局、音量調整、入力切り換え)と、i.LINK装備の「スカイパーフェクTV!」用チューナーのEPG操作ができ、 Remote controller の液晶パネルを見ながらGコード予約できる「液晶スマート Remote controller 」。
(11)NHK教育 TV Set 放送の時報に合わせてビデオの時計を自動的に修正し、常に正確な時刻を表示する「ぴったりクロック」。
(12)音声の入出力がひと目で分かり、録画やダビング中の確認ができる「audioレベルメーター」。
(13)カセットを入れるとカウンターを「0」にする「オートカウンターリセット」。
(14)ビデオテープの出し入れ時に自動的にヘッドのゴミを取り除く「オートヘッドクリーナー」。
(15)チャンネルのプリセットを簡単に設定する「地域コード入力チャンネル設定」。(全国134地域に対応)
(16)落雷によるビデオの回路破壊を抑える「落雷セーブ回路」を装備。


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