
スポーツを撮るとひと口に言っても、競技種目でも撮り方が異なります。また、その映像の撮影目的によっても、やはり撮り方が違ってきます。ここでは、大まかに撮影目的と個人・団体の違いによる撮り方について考えてみました。

●表情を中心にアップで残す 成長記録となれば、やはり表情がわかるようにアップでの撮影が基本になります。もちろん、競技をする様子も撮影しますが、映像を通して、我が子の気持ちが伝わってくることが重要です。シーンとしては競技中だけでなく、準備している様子など、プレー以外のシーンも撮影します。
団体競技では、撮影の中心となるのは我が子ですが、仲間と一緒にプレーする様子や休憩時に仲間と過ごすシーンなど、思い出に残る様々なシーンも撮影しておきます。当人の思い出という観点では"仲間”が重要な被写体になります。
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●フォームを分かりやすく撮る 技術向上を目的に撮るビデオは、主にフォームを撮って、その映像を基に分析するために使われます。映像をプレーヤーに見せながら、より具体的に分かりやすく説明します。また、お手本となるような人のフォームを撮って、コマ送りでそれを解説。さらに、競技終了後、ビデオを見ながら検証し、技術レベルの向上に利用するということは、現場でよく行われています。
団体競技でも、個人個人の技術レベル向上というのが目的なので、個人競技と同じ様な撮り方になります。ただし、大きく違うのはコンビネーションなど、仲間との連携です。撮影シーンは競技種目によって違いますが、ビデオを使えば、ひとつひとつのプレーから全体のプレーの正確さについて確認できて便利です。
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