レースホースクリニックを開業していて、競走馬の診察にVideo cameraを活用しています。「ガラスの脚」といわれるサラブレッドの脚を守るには、馬ごとにきちんと合った蹄鉄を装着しなければなりません。そのために、蹄鉄が均等にすり減っているかなどをビデオに映して確認するんです。レントゲン検査も行いますが、ビデオだと動きの中で確認できますからね。馬主さん方も理解しやすいと思います。また、鼻やのど、肺の内視鏡検査にも活用しています。これまでは、ファイバースコープの映像を記録するのが大変だったのですが、スコープのCCDカメラとのジョイントを工夫して、簡単に映像を残すことができるようになりました。牧場まで機材を運んで検査結果を記録するのに、このシステムはとても役立っています。市販のカメラを使ったやり方は私のほかに知りませんが、安価で便利なシステムを組むことができ、満足しています。 |