
● 「GZ-HD7」の一番の特長を教えて下さい。
一番の特長は、1920フルハイビジョンを記録できるようにしたことです。今回の開発では、先行する他社のハイビジョンVideo cameraとの差別化が重要なテーマでした。ハードディスクムービーEverio( Everio )の進化形として、ハイビジョンでも、他と同じもの(1440x1080i)は出したくない≠ニいう技術者特有のチャレンジ精神で挑みました。他社にないものを実現するために、3CCDや放送局市場で実績のあるフジノン様のレンズの性能を最大限引き出せるよう努力してきました。気がついたら、それが世界初※1(1920x1080iフルハイビジョン記録)になっていました。また、デザイン面では、コンパクトながら高級感のある外観に仕上がっていることも、大きな特長です。● 「GZ-HD7」への思いを聞かせて下さい。
やるからには、第一印象で「いいね」「いいじゃない」と感じていただきたいという思いがありました。屋外にも持ち出すモバイル商品ですから見た目がいいこと≠サれが、私が一番こだわった所です。開発段階で、最終形の外装をつけた「GZ-HD7」を初めて手にした瞬間、高画質はもちろんのこと、思わず「いいものが出来たなあ」と手ごたえを感じました。特に、ワンランク上の商品を購入したいと思われているお客様に、「カッコイイなあ」と思われたいし、言われたいですね。● 商品化に当たり、苦労した点とそれをどのように克服したかを教えて下さい。
信号処理の部分は全て新規開発のシステムで作ってきましたので、ソフトや各システムを構築しながら、どうセット(商品)として仕上げていくかに腐心しました。限られた日程の中、次々と出てくる予期せぬ問題のつぶし込みや、今までにない性能を引き出すために各担当者は苦労しました。また、コンパクトなボディの中で、熱をどう処理するかも課題でした。これは、開発の初期段階から、熱シミュレーションをしながら少しずつ解決していきました。● お客様へのメッセージをお願いします。
「記念になることは勿論ですが、何気ない日常もフルハイビジョンでキレイに残してほしい」と思います。それが、我が子のかわいい姿であったり、素晴らしい風景であったり、趣味であったり、お客様にとっての大切な場面を、後で見て「やっぱりフルハイビジョンで撮っておいてよかった」と思うような画質で撮ってほしいですね。これからは、高画質(ハイビジョン)が当たり前の時代になります。ぜひ多くのお客様に使っていただいて、自分の記念になる瞬間、場面を、世界初※1の1920フルハイビジョン映像で見て欲しいと思います。※1:2007年2月現在、家庭用Video cameraとして初めて1920×1080iフルハイビジョン記録を実現。( VICTOR 調べ)
(2007年1月取材)


