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平素は弊社Victor "InterLink”製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。

標記の件、2004年7月26日(米国時間)に発見されました「W32.Mydoom.M@mm」に関しまして、同日株式会社シマンテックはSymantec Security Responseを、この脅威の危険度を3から4に引き上げた情報更新をおこなっております。
このウイルスの危険性の評価が高く引き上げられましたので、早急にウイルス定義ファイルを更新し、ローカルドライブのスキャンを行うなどの対策をしてください。

「W32.Mydoom.M@mm」は、「Mydoom」の亜種で、大量メール送信/バックドア設置型のワームです。感染すると、コンピュータからメールアドレスを探し出すとともに、複数のsearchエンジンを用いてメールアドレスを収集し、発見したメールアドレスへ独自のメール送信機能を使用して自分自身を添付したメールを送信し感染の拡大を試みます。
さらに、TCPポート1034からBackdoor.Zincite.Aとして検出されるバックドアプログラムを Download し、外部からの不正アクセスが可能な状態に設定します。
 
電子メールの件名、本文および添付ファイル名は不定で、差出人は詐称されています。


現在報告されている概要は、下記のようになります。
ウイルスの特徴
1. 種別: ワーム
2. 亜種: 「Mydoom」
3. 別名:
W32/Mydoom.o@MM [McAfee], W32/MyDoom-O [Sophos], WORM_MYDOOM.M [Trend],
Win32.Mydoom.O [Computer Associates]
4. 差出人:収集したメールアドレスのいずれかを利用して詐称されています。
5. 件名:以下の英文のうち、いずれかである可能性があります。
  say helo to my litl friend / click me baby, one more time / hello / error / status /
test / report / delivery failed / Message could not be delivered /
Mail System Error - Returned Mail / Delivery reports about your e-mail /
Returned mail: see transcript for details / Returned mail: Data format error
6. 本文:複数の候補と条件からランダムに選ばれた英文となります。
7. 添付ファイル名:以下のファイル名と拡張子を組み合わせたものになります。また、ファイル名には感染したコンピュータから発見されたメールアドレスのドメインの中からランダムに選ばれたドメインが含まれている可能性があります。
 
ファイル名: readme / instruction / transcript / mail / letter / file / text / attachment /
document / message
拡張子: .cmd / bat / com / exe / pif / scr / zip
さらに、以下の拡張子が2個目の拡張子として組み合わされている可能性があります。
拡張子: .doc / txt / htm / html
8. 感染すると、ワームは自分自身を%Windir%\java.exeと%Windir%\services.exeとしてコピーします。
* %Windir%は可変です。このワームはWindowsのインストールフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。 標準では、このフォルダはC:\Windows(Windows XP)です。
9. 感染すると以下のファイルがWindowsのテンポラリフォルダ内に作成されます。
 
zincite.log
[不規則に命名されたファイル].log
10. 起動時に必ず「W32.Mydoom.M@mm」が実行されるよう、以下のレジストリキーが追加設定されます。
* 値 : "Services" = "%Windir%\services.exe"
"JavaVM" = "%Windir%\java.exe"
  場所 : 上記値が次のレジストリキーに追加されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\
Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

対処方法
Norton AntiVirus等のウイルス対策ソフトを常駐させ、ウイルス定義ファイルを更新した最新版で、ドライブのスキャンを行なってください。またコンピューターウイルスは日々、新種のウイルスや亜種が出現しますので、ウイルス定義ファイルは常に最新版のものを使用し監視してください。
 
本ウイルスに関する対処方法や既に感染してしまった場合の駆除方法などの詳細情報は下記Home ページをご参照ください。

株式会社 シマンテック


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