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平素は弊社Victor "InterLink”製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。

標記の件、2004年11月19日(米国時間)に発見されました「W32.Sober.I@mm」に関しまして、同日株式会社シマンテックはSymantec Security Responseを、この脅威の危険度を3として情報公開をおこなっております。
このウイルスの危険性の評価が高く設定されておりますので、早急にウイルス定義ファイルを更新し、ローカルドライブのスキャンを行うなどの対策をしてください。

「W32.Sober.I@mm」は、「Sober」の亜種で、大量メール送信型のワームです。感染すると、コンピュータからメールアドレスを探し出し、発見したメールアドレスへ独自のメール送信機能を使用して自分自身を添付したメールを送信し感染の拡大を試みます。
また、特定のWebサイトからファイルを Download して実行しようとする場合があります。
 
電子メールの件名および添付ファイル名は不定で、差出人は詐称されています。
感染した場合、「WinZip_Data_Module is missing ~Error: {<ランダムな数字>}」というメッセージが表示されます。


現在報告されている概要は、下記のようになります。
ウイルスの特徴
1. 種別: ワーム
2. 亜種: 「Sober」
3. 別名:
Win32.Sober.I [Computer Associates], Sober.I [F-Secure], I-Worm.Sober.i [Kaspersky],
W32/Sober.j@MM [McAfee], W32/Sober.I@mm [Norman], W32/Sober.I.worm [Panda],
W32/Sober-I [Sophos], WORM_SOBER.I [Trend]
4. 差出人:詐称されています。
5. 件名:複数の候補からランダムに選択されたものになります。
6. 本文:複数の候補からランダムに選択された英語または独語の文章になります。
7. 添付ファイル名:以下の候補の中からランダムに選択されたファイル名になります。ファイルの拡張子には.bat、.com、.pif、.scr、または.zipが付きます。
im_shocked / oh_nono / thats_hard / mail / auto_mail / re-mail_system / Error_mail
または、<受信者のドメイン名>.<1番目の拡張子>.zipというファイル名となる場合があります。その場合、<1番目の拡張子>は.txt、.doc、.word、.xls、.eml、.TXT、.DOC、.EMLのうちいずれかとなります。
8. 感染すると、ワームは自分自身を%System%\<ランダムな文字列>.exeとして2つコピーします。
<ランダムな文字列>は以下の候補のうちいくつかを組み合わせたものになります。
sys / host / dir / expoler / win / run / log / 32 / disc / crypt / data / diag /
spool / service / smss32
* %System%は可変です。このワームはシステムフォルダを探し出し、その場所に自分自身をコピーします。 標準では、このフォルダはC:\Windows\System32(Windows XP)です。
9. また、以下のファイルがWindowsのシステムフォルダ内に作成されます。
 
nonzipsr.noz
clonzips.ssc
clsobern.isc
sb2run.dii
winsend32.dal
winroot64.dal
zippedsr.piz
winexerun.dal
winmprot.dal
dgssxy.yoi
cvqaikxt.apk
sysmms32.lla
Odin-Anon.Ger
10. 起動時に必ず「W32.Sober.I@mm」が実行されるよう、以下のレジストリキーが追加設定されます。
* 値 : "<ランダムな値>" = "%System%\<ランダムなワームファイル名>.exe"
"<ランダムな値>" = "%System%\<ランダムなワームファイル名>.exe %srun%"
  場所 : 上記値が次のレジストリキーに追加されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
<ランダムな値>は以下の候補のうちのいずれか、またはいくつかを組み合わせたものになります。
sys / host / dir / expoler / win / run / log / 32 / disc / crypt / data / diag / spool /
service / smss32 / x
<ランダムなワームファイル名>はシステムフォルダにコピーされた2つのファイルそれぞれのファイル名になります。

対処方法
Norton AntiVirus等のウイルス対策ソフトを常駐させ、ウイルス定義ファイルを更新した最新版で、ドライブのスキャンを行なってください。またコンピューターウイルスは日々、新種のウイルスや亜種が出現しますので、ウイルス定義ファイルは常に最新版のものを使用し監視してください。
 
本ウイルスに関する対処方法や既に感染してしまった場合の駆除方法などの詳細情報は下記Home ページをご参照ください。

株式会社 シマンテック


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