JVC JAZZ FESTIVAL, NEW YORK

JVC ニューヨーク・ジャズフェスティバル

2005年6月14日〜25日


今年のJVCニューヨーク・ジャズフェスティバルは、6月14日、ジャズの新名所であるジャズ・アット・リンカーン・センターのローズ・シアターからスタート。オープニングは、ドク・チーサムの生誕100周年を祝うコンサートで、クラーク・テリーとドク・チーサムの孫であるセオドア・クローカーが共演し、喝采を浴びました。

また、話題のチック・コリアとタッチストーンが共演し、チック・コリアの代表曲「Spain」で盛り上がりました。他にもケニー・バロン、ランディ・ウェストン、ジェリ・アレン、ユリ・ケインなどが熱演を繰り広げました。

 

ローズ・シアター

チック・コリアとタッチストーン

カーネギー・ホール
 

スタンリー・クラーク、ベラ・フレック、ジャン=リュック・ポンティ
 

カーネギー・ホールでは、ウェイン・ショーター・カルテットとデイブ・ホランド・クインテットによるHistory に残るダブルコンサート。レス・ポールの90歳を祝うコンサートに続き、キース・ジャレット、ゲイリー・ピーコック、ジャック・デジョネットの演奏。さらにポール・モチアン・トリオが緊張感のあるステージで観客を引きつけ、クラーク・フレック・ポンティ・トリオのベラ・フレックが、バンジョー・ジャズで会場を沸かせました。


ビーコン・シアターでは、稀代のベーシスト、ジャコ・パストリアスに捧げるコンサートに、オールスターが集合。オリジナル・メンバーのマイケル・ブレッカーに代わりステップス・アヘッドに参加したビル・エヴァンスも、熱演を披露しました。「Portrait of Jaco」では、ウィル・リーの軽快なMCと演奏に乗って、次々に登場する"ジャコ・フォロワー”に混じり、ジャコの息子である、双子のフェリックスとジュリアスの演奏も、大きな期待を持って迎えられました。特にベーシストのフェリックスは、細身に髭をたくわえた姿で父親を彷彿させ、会場は大きな盛り上がりをみせました。

 

ビーコン・シアター
 

フェリックス・パストリアス


ドン・バイロン
 

ヴィレッジ・ヴァンガードでは、クラリネット奏者、ドン・バイロンが5夜連続出演の人気ぶり。特に週末は、ジェイソン・モラン、ロニー・プラキシコなどをゲストに迎えたコンサートで、連日満員の大盛況でした。

 


今年はブルックリンのプロスペクトパーク・バンドシェル(野外音楽堂)で開催されたフリー・コンサート。夏の夜空の下、会場はジャズを楽しむ人々で埋めつくされ、ザ・バッド・プラス、チャーリー・ハンター・トリオ、ジェームス・カーター・オルガントリオなどの演奏に酔いしれました。

 

 
プロスペクトパーク・バンドシェル

最終日は、「New York Now!」と題されたコンサートがライブハウス、ニッティング・ファクトリーで開催されました。カート・ローゼンウィンケル、ジャン=ミシェル・ピルク、ロバート・グラスパー、そしてラテン・ハープによるジャズを披露したコロンビアのエドマー・カスタネーダなど、現在注目されている15組以上のグループが出演。白熱したオールナイト・ギグで2005年JVC ジャズフェスティバルを締めくくりました。


 

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