録画・再生に重要なデータ記録エリアに、 VICTOR では最新高度技術で新U溝形状グルーブ(U-Fine Groove)を開発。 U溝構造では記録マークがより正確になり、ジッター(信号の時間軸のずれ)が低減、高精度な録画・再生による高品質な再生画像を実現。
信号を記録するための溝を作る鋳型(スタンパー)作成時のレーザー加工において、U溝構造ならばレーザーパワーの微細な変動による影響を受けにくく、安定して溝を作ることが可能。これにより、変動の少ない均一な連続溝で繰り返し録画・再生でも安定した信号特性を実現。
記録型ディスクでは、ジッターとトラッキング信号は、溝幅・溝深さなどの形状要素と密接な関係にあり、それぞれ最適な形状要素が必要。U溝構造ならば、ジッターとトラッキング信号を独立して安定させることができ、より良好な再生出力の獲得が可能。
高速4倍速書き換え記録時においても、高精度記録・再生を実現する高速結晶化速度記録膜「HS-JPC」を新開発
高速4倍速記録に適した記録技術「JLPC」(注1)テクノロジーによる高速結晶化(データ記録)を実現
(注1)JLPC = JVC Low level erase Power strategy optimum control の略。 固相消去・書込みパワーの最適な制御を意味します
初期結晶化レベルの最適設定により、初回から1,000回以上の書換えまで安定したジッター(信号の時間軸のずれ)特性 高速2〜4倍速記録による繰り返し記録・再生特性を向上
業界最高水準の専用スパッタリング装置により、ディスクの多層膜構成(各層の厚み配分)を形成し、材料比率を高精度で制御。画質劣化の原因となるジッターを抑えるとともに、高い信頼性を実現。
独自の高精度ディスク貼り合わせ技術とスパッタ処理時の温度制御技術により、ディスク回転時のチルト(傾き)を抑制して、高速回転時の安定性を高め、ディスク全面にわたる低エラーレートを実現。これにより、異なるDVD機器間での高い互換性も実現。
独自の高精度なカッティング技術とディスク成形技術により、ディスク記録面全面を均質で最適化されたトラックピッチ0.74μmの溝形状で形成。さらにディスク記録面の溝幅・深さ・アドレスピット精度を高め、ジッターやエラーレートを徹底的に低減。
(注)JIPS = JVC Intelligent Disc Producing System の略。 Advanced JIPSは当社独自のディスク製法を高速記録対応に発展させたもの。