録画・再生に重要なデータ記録エリアに、 VICTOR では最新高度技術で新U溝形状グルーブ(U-Fine Groove)を開発。 U溝構造では記録マークがより正確になり、ジッター(信号の時間軸のずれ)が低減、高精度な録画・再生による高品質な再生画像を実現。
信号を記録する溝を作るための鋳型(スタンパー)作成時のレーザー加工において、U溝構造ならばレーザーパワーの微細な変動による影響を受けにくく、安定して溝を作ることが可能。これにより、変動の少ない均一な連続溝で繰り返し録画・再生でも安定した信号特性を実現。
記録型ディスクでは、ジッターとトラッキング信号は、溝幅・溝深さなどの形状要素と密接な関係にあり、それぞれ最適な形状要素が必要。U溝構造ならば、ジッターとトラッキング信号を独立して安定させることができ、より良好な再生出力の獲得が可能。
中間層(特殊密着層)を記録層の上下に配置。記録膜に多元結晶化組成を新開発。各層(膜)の組成、構造を最適化
結晶化温度の最適な制御を実現
高速2倍速記録時にも理想的な熱の拡散を実現
記録時における記録膜の膨張や伸縮による膜破壊、および相変化に伴う結晶の偏析を防止。 高速2倍速記録における繰り返し記録・再生特性を向上。
業界最高水準の専用スパッタリング装置により、ディスクの多層膜構成(各層の厚み配分)を形成し、材料比率を高精度で制御。画質劣化の要因となるジッター(信号のずれ)を抑えるとともに、高い信頼性を実現。
独自の高精度貼り合わせ技術とスパッタ処理時のディスク温度制御技術により、ディスク回転時のチルト(傾き)を抑制して高速回転時の安定性を高め、ディスク全面にわたる低エラーレートを実現。これにより多くのDVD再生機器での高い互換性も実現。
独自の高精度なカッティング技術とディスク成形技術により、ディスク記録面全面を均質で最適化されたトラックピッチ0.74μmの溝形状で形成。さらにディスク記録面の溝幅・深さ・アドレスピット精度を高め、ジッターやエラーレートを徹底的に低減。
(注)Super JIPS = JVC Intelligent Disc Producing System の略。 当社独自の新開発ディスク製法の総称。