ほとんどのCDの場合、マスタリング後16ビットフォーマットのマスターテープ(PCM-1630 3/4インチテープ)が作成され、ディスク製造工場に送り出されます。この時点で、アーティスト、プロデューサー及びエンジニアは自らの作品があまり変化せずに戻ってくることを祈るしかありません。この製造のつながりは標準化されておらず、デジタル的に正確でも必ずしも最高な音質が再生されるわけではありません。製造工場は連続的に連結された多数の構成要素として機能するもので、全体の性能は各段階によって制限されるだけです。このことは工程から最大限の結果を引き出すためには、マスタリング及び製造のあらゆる側面に細心の注意を払わなければならないことを意味します。
我々xrcd制作スタッフは工程間の枠を超え、原曲の音の最高純度を維持することを目標に、マスタリング及び製造工程のあらゆる段階を、骨身を惜しまず詳しく検討・改善しました。その結果が"xrcd”、すなわち明確なデフィニション。より正確なイメージ、そしてより優れた音質を提供するそれが"xrcd”です。