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家庭で楽しめるデジタルムービー
「ミニDVカセット」とは?


DVシステムは、幅6.35mm(1/4インチ)のテープを使用し、映像と音声の信号をデジタル記録する家庭用デジタルビデオの規格です。ノイズがほとんどないきめ細かな高画質映像とサウンドが楽しめます。また、最近では、パソコン編集やデジタル映像をとり込んでモバイルでやりとりするという使い方も広がっております。


ミニDVカセットの主な特徴

このDV方式に対応したコバルト蒸着テープは、塗布型テープに比べて磁性層を薄くすることが可能で、極めて美しいデジタル映像が得られます。コバルト磁性材料は、バインダーを使用せず、真空中で直接ベースフィルム上に蒸着されます。これにより、ノイズの低減とあわせて、高出力・高C/N特性を実現しました。また、緻密で硬いDLC(Diamond Like Carbon)保護膜により、水分などの浸透を防ぎ、長時間スチルや繰り返し録画・再生などの耐久性、信頼性、保存性を確保。トップコートの潤滑層は、DLC保護膜との組み合わせによりテープの表面平滑性の向上と低摩擦係数を両立し、安定したテープ走行を実現しました。また、バックコートにより安定したテープ走行と共に低エラーレートを維持します。



記録パターン

VHSなどのアナログテープでは、映像と音声を2つのトラックに分けて録画・再生しています。ミニDVテープでは、5本のトラックを1つのフィールドとし、2つのフィールドで1つの画面を作っています。また、映像と音声は別々に記録しています。


MPEG2とDV方式の圧縮方式の違い

DVDやCS放送などに使用されているMPEG2とデジタルVideo cameraのDV方式では圧縮方式が違います。MPEG2はフレーム間圧縮という方法で、最初のフレームの画像の情報から、それ以降のフレームに移るときに変化の少ない部分の情報を省略しています。ここで動き補償予測を行い、高い圧縮率を実現しています。この方法により、音楽用CDと同じサイズのディスクに長時間の高画質映像を記録したDVDや多くのチャンネルを持つデジタルCS放送が実現できました。但し、MPEG2はフレーム間圧縮で画像を作り出すため、映像の部分部分を抜き出す編集加工には向いていません。一方、DV方式はフレーム内圧縮という方法をとっておりますので、前のフレームが後のフレームにほとんど影響しません。DV方式におけるテープ上の記録パターンは、映像信号、音声信号、サブコードセクターなどの各セクターが完全に独立しているので、高画質、高音質に加え、高度な編集や操作が可能です。


VICTOR の進化した蒸着技術でデジタル高画質・高音質を可能に

真空蒸着薄膜の成膜技術による高密度・高出力テープ
コバルト材100%の微粒子磁性体を真空蒸着薄膜の成膜技術により高密度充填。全体域での高出力化、低ノイズ化を両立させ、デジタル記録の際立った超高画質、高音質を実現しました。
DLC(Diamond Like Carbon)保護膜による高耐久性、高信頼性の確保
薄膜磁性層の上に緻密で硬いDLC保護膜を付加し、長時間スチルなどでも安定したパワーを発揮するとともにアウトドアでの使用や繰り返しの録画・再生などハードな使用においても高耐久性、高信頼性を確保しました。
テープ表面の平滑性向上による安定したテープ走行の実現
テープ表面にフッ素系潤滑層を形成し、DLC保護膜との組み合わせによりテープの表面平滑性の向上と低摩擦係数を両立。繰り返し録画・再生などにも安定したテープ走行を実現しました。また、80分テープ(LPモードで2時間)では、強靱なPENフィルムを採用しました。


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