VICTOR ・片面2層DVD-Rディスクの構成技術
実績ある当社の記録型DVD生産技術を投入し、「インバース・スタック方式」を基本とする独自の片面2層記録型DVD製法「JIPSDL」で高い品質・信頼性・生産安定性を実現しました。
- 高精度な記録層形成による高い信頼性
業界最高水準の記録層形成技術により、ディスク各記録層の材料配分や厚さを最適化した多層構造を形成。画質劣化の原因となるジッターを抑えるとともに、低エラー、高信頼性を獲得しました。
(→2.「HD色素」、「JM-form」)
- 高精度反り抑制技術による高い安定性・互換性
独自の高精度ディスク貼り合わせ技術と記録層形成工程における温度制御技術により、貼り合わせ後の反りの抑制を可能にしたことで、高速回転時でもディスクの傾きと回転の安定性を確保でき、多くのDVD再生機器での高い再生互換性を実現しました。
- 高精度スタンパ技術と成形技術により安定した高速記録の実現
独自の高精度カッティング技術とディスク成形技術により、ディスク記録面全面を均質で最適化された狭トラックピッチ0.74ミクロンの溝形状で形成。さらにディスク記録部分の溝幅、深さ、形状の精度を高め、安定した記録・再生特性を実現しました。(→3.「M2スタンパー」)
※1:「JIPS」は、当社独自のディスク製法”JVC Intelligent disc Producing System”の略で、「JIPSDL」とは実績ある独自のディスク製法を2層記録式の高速記録に最適化させたものです。
- 高感度、高反射率を特長とする高性能色素「HD色素」を新開発。幅広い記録速度での安定した記録・保存特性を実現します。
- 片面2層記録に適した記録層形成技術「JM-form」を新開発。この技術により、2層ディスクの記録層全面にわたって特性的なばらつきの少ない均一な膜成形を実現。
- 高性能色素「HD色素」と精密な記録層形成技術「JM-form」の組み合わせにより片面2層高速記録でも良好なジッター(信号の時間軸のゆらぎ)特性を発揮し、ディスク全面にわたり安定した記録・再生特性を実現し、低エラーレートを実現。
実績ある当社マスタリング技術を活かし、片面2層記録型DVDディスク専用に「M2(Metal-Metal)スタンパー(記録溝を形成する精密な金型原盤)」を新開発。記録面の溝幅、深さ、形状を片面2層記録用に高精度に最適化し、高速でも安定した記録・再生特性を実現。
- ジッター特性が安定し、高精度な記録再生を実現
片面2層記録方式のディスクでは、重なる2層の記録層の読み書きを行うため、記録の際、より精度の高い記録マークを形成する必要があります。当社はそのデータ記録エリアに高精度の記録エリア「U-Fine Groove」を形成。これにより、理想的な大きさ・形状の記録マークが形成でき、良好なジッター特性を実現しました。
- 良好な記録再生のために記録層形状を最適化
記録型ディスクの性能には、記録特性と同時にトラッキング、フォーカスなどのサーボ制御が重要な要素となります。当社は、このサーボ制御にかかわる溝幅、深さ、形状を2層記録用に最適化したことにより、片面2層の高速記録でも安定した走行性、アドレス読み取りを実現しました。
- 二層の記録層とも全面にわたり、安定した記録・再生を実現
新開発「M2スタンパー」は、大量生産時でも安定した基板の形状を維持し、記録面を高精度に保つことが可能です。これにより、ディスクの全記録面にわたり、均質でエラーの少ない記録再生を実現しました。
録画/映像用 片面2層DVD-Rディスク
VD-R215PA(単品)/3/5/10
オープン価格※
Video camera用8cm 片面2層DVD-Rディスク
※オープン価格の製品はメーカー希望小売価格を定めていません。