| DVDソフトやデジタル放送の普及にともない、家庭で迫力あるマルチチャンネルサラウンドを楽しめる環境が整ってきています。しかし、リアspeakerを設置する場所の確保や配線の手間など設置の問題、音漏れによる近隣への迷惑を配慮して大きな音量で楽しめないなどの問題があり、「手軽に設置でき、しかも近隣への音漏れを気にせずサラウンド音声を楽しめるシステム」が望まれていました。
当社ではこれまで、手軽にサラウンド音声を楽しめるフロントサラウンド技術の開発に取り組み、「3DPhonic」や「√4(ルート・フォー)」等の技術を商品化してきました。そして今回、これまでの技術に加え、新たに「周囲への音量の配慮」という新しい概念を取り入れた2chフロントサラウンドシステムの「ニアspeaker・サラウンド」技術を開発しました。
本技術は、DVDソフトやデジタル放送等のマルチチャンネルコンテンツを視聴する際、Amplifier内蔵の1ボックス型スピーカをリスナーの手元に設置するという新しい視聴スタイルの提案です。通常の技術では、スピーカをリスナーに近づけると再生音量を小さくでき、周囲への音漏れは減らせますが、逆にマルチチャンネルサラウンドの持つ空間的な広さや迫力は失われてしまいます。そこで、当社独自の信号処理技術により、speakerが近い位置にありながら、目前のspeakerから音が出ているとは思えない広い音場や迫力、臨場感を持つサラウンド音声を再現しました。 |
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