1階=パチンコ&スロット・ラポール/ event スペース・リンク/お食事処まつや
2階=オープン・カフェ/ネットカフェ・アンカー、/サウンドスタジオ・リンク(6室)
3階=ボウリング場・クオリア(30レーン)
マツヤ様の経営トップには、かねてより、良い環境でプレイしていただくというお客様サービスの一環として、また、競合店との差別化を図る意味からも、「騒音の中でも、明瞭度が高く、臨場感あふれる音の環境づくりを実現したい。そのためには、BGMとアナウンスを、一緒のspeakerから出したくない。」という思いが強くありました。
同社は奥州市内には6つの店舗を持っていますが、いずれも、競合店同様一つのspeakerからBGMとアナウンスを流していましたが、「新店舗では、何としてもBGM/アナウンス分離方式の音響システムを導入したい」とその機会を狙っていました。
ただ、同社が納得の行く「明瞭度が高く、臨場感あふれる音場づくり」を実現するには、既存のspeakerシステムの組み合わせでは、speakerの数の問題などで困難なことが分かりました。そこで、パチンコ業界に実績のある当社に、その実現のための提案依頼がありました。
当社では、2006(平成18)年夏、広指向性コンパクトspeakerの第一弾としてPS-S220シリーズを発売し、各種Commercial Facility Plaza やショールームなどで好評をいただいていたことから、その上位機種として、PS-S224/226シリーズの開発を進めていました。その矢先に、マツヤ様からの提案依頼を受け、PS-S224/226シリーズでのシステムを提案しました。
この提案が採用され、システムの設計に取り掛かりましたが、最大の課題は、高い明瞭度です。speakerの取り付け場所・角度・個数等々さまざまな試みの上、BGM、アナウンスそれぞれに独立したspeakerを使った、システムを構築しました。
今回、デジタルミキサーPS-DM500を2台組み合わせて使うことにより、次のような2パターンでの幅広いBGM放送が行えるようになりました。
広指向性コンパクトspeakerシステム PS-S224/PS-S226のProduct InfoはClick Hereをご覧ください。
また、島エリアを4つのゾーンに分け、4元アナウンス放送も実現出来ました。
デジタルミキサー PS-DM500のProduct InfoはClick Hereをご覧ください。
何を言っているのか分からないというような環境でなく、はっきりとした心地よい放送にすることが狙いでした。センター通路から島に入ると、シャキッとした、明瞭度の高い放送を聴くことができます。私たちが待ち望んでいた新しい方式による音響システムができあがり、喜んでいます。
パチンコ台などのハード面は、お金をかければいくらでも対応できますから、それはどこでも同じです。しかし、それではこれからの競争には勝てません。お客様に満足されるサービスで勝負をする。マツヤでしかできないサービスの提供。それがマツヤのポリシーです。
従来の考えで行けば、確かに2つのspeakerを使って、BGMとアナウンスを行うということはコストアップそのものですから、経営という観点から捉えたら、一考を要するかと思いますが、それを敢えて行っても十分元は取れると判断いたしました。