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GY-HD100でオールハワイロケを敢行!話題のサーフムービー「RAINBOW DRIVEINN」
■インタビュー
撮影監督:小林元様
撮影監督 小林元様 2月中旬の劇場公開に続き、ブロードバンド配信やDVDリリースも予定される話題のサーフムービー「RAINBOW DRIVEINN」。オールハワイロケの中、自身もサーファーである大江利哉監督のこだわりの画作りに、メインカメラのGY-HD100で見事に応えた撮影監督小林元氏にお話を伺った。

映画「RAINBOW DRIVEINN」(2006年2月公開)
監督:大江利哉
出演:佐田真由美/井坂俊哉/アンジェラ・マキ・バーノン/佐々木梓
制作:チェイスフィルム
製作:ブロードバンド・ピクチャーズ

RAINBOW DRIVEINN ■作品概要
ハワイ島でのオールロケで時間を掛け、丁寧に撮られた映像美、そして軽快な音楽とシンプルなストーリー。オーソドックスながらも、大切に何度も繰り返し観たくなる様な話題のサーフィンムービー。
幼少の頃よりモデルとして活動し、「CASSHERN」、「変身」等で常に新しい顔を魅せる佐田真由実が、ハワイの海を通して人間的な成長を遂げるヒロインを抜群のプロポーションと繊細な表現力で好演。劇中歌にも参加し、音楽的にも非凡な才能を見せている。準主役には、ファッション誌やサーフィン専門誌で若い女性を中心にカリスマ的支持を集めるプロサーファー、アンジェラ・マキ。レッスンDVDを発売する程の実力を持つ彼女だけに、ダイナミックなサーフィンシーンは圧巻の一言である。また、脇を固める井坂俊哉や佐々木梓ら、人気上昇中の若手の瑞々しい演技も見逃せない。
映画「RAINBOW DRIVEINN」のメインカメラとしてGY-HD100を採用いただいたのは、どういった経緯からだったのでしょうか?
小林: 最終がDV完パケであることやバジェットからも、DV撮影でいこうという基本線は決まっていました。ただ、以前同じようなサーフィンものをハワイで撮影した時、固定レンズのDVカメラでかなり苦労した事があったので、出来ればレンズ交換のできるコンパクトなDVカメラを捜していたんです。サーフィンシーンなどは特に「良い波」が遠くの方にある場合も多く、固定レンズにテレコンバージョンレンズを付けても、遠くの被写体などはおさえきれないんですね。
で、撮影監督協会での雑談でたまたまGY-HD100の事を知って、商品発表会で実際にさわらせてもらって即決してしまいました(笑)。
 
  レンズ交換に対応できることが決め手だったのですね?
小林: やはりそこが1番でしょう。今回のロケでも室内はワイド系、屋外は長ダマという2つのレンズをメインに様々な使い分けが出来ました。また、通常のビデオレンズなのでスイッチ類も使い慣れたレイアウトで、フォーカスの送り易さひとつとってもいつもの「手クセ感覚」で使うことができました。新しいカメラで撮るといった、妙な緊張感もなく、現場でもリラックスして安心して使えましたね。また、ハワイならではの強い日射しで目がおかしくなった時や、同じく強い日射しでモニター画面での映像確認が難しくなったりした時にも、絞り等の数値を目で確認して、露光などが一目で判ったのも有り難かったですね。
 
  収録された画質はいかがでしたか?
小林: 僕は最初のセットアップ時以外はビデオエンジニアを付けない主義なので、現場でもああだこうだと細かい画質調整はしないのですが、撮り終わってみた結果、「ハワイならではの抜けるような青空や立体的な白い雲」、「様々なグラデーションを見せる海」、そしてなによりもこの映画の主役である「こんがりと日焼けした、サ−ファ−達の健康な身体」などなど、その場で判断した通りの、イキイキとした映像が撮れたと思います。
今回は、DV完パケだったので、ノンリニアに吸い上げる時点でDVにダウンコンしてしまったので、ちょっと勿体無い気がしました。次回はHDVの高精細な映像のまま仕上げてみたいですね。
 
  サーフィンシーンがとても印象的でした。何か工夫されたことはありましたか?
小林: 特に晴れている時は、1/2000や1/4000くらいのシャッターを多用していました。大江監督からもサーフィンシーンはハイスピードでも撮るようにという指示がありましたので。結果、スローで延ばしても映像がブレていることもなく、いい感じに仕上がりましたね。「はじける波しぶき」とか「サ−ファ−達の肌や水着のシズル感」などもうまく出ているのではないでしょうか?
 
  その他、GY-HD100を実際に使用してみた感想をお聞かせください。
  コンパクトでありながらHDで長時間まわせるところもGY-HD100のひとつの魅力だと思います。今迄のHD撮影にあった頻繁なテープチェンジも necessary いですしね。特にこの映画のサーフィンシーンなどは、いついい波が来るのか、サ−ファ−達の鮮やかなテクニックがいつ決まるのか、など偶然性の要素が多く、テストもなしの長まわし以外では撮影出来ないので長時間記録はマストな条件でした。
また、僕は「小さいカメラこそドッシリ構えないと、画が軽くなる」と思っています。ですから今回のGY-HD100でも、手持ちや機動力を活かしてという使い方はせず、常に三脚やレールでしっかり固定して撮影するという使い方をしました。実際に映画をご覧いただければ分かると思うのですが、オールハワイロケならではの豊かな色彩に溢れた、堂々とした映像に仕上がった、と僕なりに満足しています。
大江利哉監督と小林カメラマン

快調に進むオールハワイロケ

公開日、舞台挨拶に集まった出演者の皆さん
■小林元(こばやし げん)氏プロフィール:
1967年生まれ、東京都出身。日本映画学校第一期卒業後、フリーランスの撮影監督として独立。現在、劇映画を中心にTV、CM、PV、ゲームソフトなど多方面で活躍。
〈主な作品〉
長篇映画:うずまき(2000年:Higuchinsky監督)、パチンコバトルロイヤル(2001年:タガワカンタ監督)、NOEL(2003年:梨木友徳監督)、星砂の島・私の島(2004年:喜多一郎監督)、イン・ザ・プール(2005年:三木聡監督)、自由戀愛(2005年:原田眞人監督)、突拍子もないマレビト(2005年:イ・ミンチョル監督)、祖国(2005年:堀川とんこう監督)ほか
CM:大塚製薬「ポカリスエット ボクシングアート編/ドラム編」(2003年:中野裕之監督)、トヨタ自動車「ist THE MOVIE STARNo.5編」(2003年:中野裕之監督)ほか
 


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