[アジア地区最終予選・グループA]
8試合4勝2分2敗(勝ち点14)

97・9・14  対クウェート  ○2-1
97・9・19  対イラン    △1-1
97・10・3  対中国     ●1-0
97・10・11 対カタール  ●1-0
97・10・17 対クウェート ●2-1
97・10・24 対イラン   ○1-0
97・11・6  対中国     △1-1
97・11・12 対カタール  ○0-1

攻撃力 守備力
組織力 経験
タレント性 意外性

 昨年12月に代表監督に就任したカルロス・アルベルト・パレイラは、2カ月間の国内リーグ視察を終えた後に、周囲を驚かせるに十分な26人の代表候補リストを発表した。最初の驚きは、アメリカ大会の主将を務めたアミンの復帰。アミンの代表入りは、96年のガルフカップでの不甲斐ないプレー以来のこと。さらにコーランの戒律を破ったお答めを受けてしばらく世俗から隔離されていたアルオワイランを招集。どうやらパレイラの方針は、7人で守備を固めアタックはアルオワイランの復活に賭ける、というものらしい。

 チームの武器は強力なディフェンス。まずGKは円熟の域に達したデアイエ。DF陣は最後尾にアル・ハラウィを置き、ディフェンスのリーダー、スリマンがその前に構える。そして右のアルシャハニ、左のスレイマニと並ぶ布陣は、アジアでは最強の守備力を誇っている。

 中盤は未だ未定。守備的な位置にアミンが復帰したため、マーターとポジション争い。残る3人はさらに流動的。アルドサリ、アルムワリドは得点能力はあるがゲームメイキングは苦手。さらにアルテマウイも不安となれば、パレイラがアルオワイランの復活を願うのも無理はない。トップはメハレルとアルシャバーとなりそうだが、決定力不足は永遠のテーマとなりつつあり、先行逃げきりのパターンが唯一の希望か。

■SAUDI ARABIAN
 FOOTBALL FEDERATION
 [住所] Al Mather Quarter,
    Olympic Complex, PO
    BOX 5844, Riyadh 11432
 [設立] 1959年

■ワールドカップ
 2 回目
(1994、1998)
 優勝なし

Mohammed AL DAEYEA
モハメド・アル・デアイエ●GK

前回大会で見せたスーパーセーブを連発すれば再び予選突破の可能性も

アジア最高のゴールキーパーとして君臨。元々キーパーは発展途上とされたアジア地域で唯一の実力派GKとして高い評価を得ている。もちろん国内でもオワイランに勝るとも劣らないスタープレーヤーで、初出場で予選突破を果たした前回大会の殊勲選手でもある。プレーは、バランスか取れておりミスも少ない。特に決定的な場面でのスーパーセーフが得意で、これまで何度もチームを救ってきた。94年のオランダ戦で見せた数々のスーパーセーブ、今回の予選でのイラン戦のPKなどは印象的だか、苦戦必至の今回はどのようなスーパーセーブを見せてくれるか。

Carlos Alberto PAREIRA
カルロス・アルベルト・パレイラ

 今回が4回連続の出場となるW杯名物監督。前回は母国ブラジルを優勝に導いたことは今さら言うまでもない。元々中東地域とは深い関係かあり、80年にはクウェートをアジアカップ優勝に導き、88年にはサウジアラビアで同大会の王者に輝いている。97年コンフェデレーションカップからサウジアラビアの監督に就任。基本は4−4−2を採用し、相手と状況次第で伝統的な5−3−2を使い分ける。90年はUAEを率いてイタリア大会にも出場。

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