[アフリカ・グループ4]
6試合4勝2分0敗(勝ち点14)

96・11・10 対トーゴ   ○2-4
97・1・12 対アンゴラ  △0-0
97・4・6  対ジンバブエ○1-0
97・4・27 対トーゴ   ○2-0
97・6・8  対アンゴラ △1-1
97・8・17 対ジンバブエ ○1-2

攻撃力 守備力
組織力 経験
タレント性 意外性

 本番が差し迫った3月31日にカメルーン新監督に就任したル・ロイの手腕が、最終的にこのチームの行方を左右すると言っていいだろう。契約期間が大会終了までということからも分かるように、このル・ロイの監督復帰は89年にカメルーンをアフリカチャンピオンの座に導いたという実績を買ってのこと。前任のオンゲネ監督の座は以前から危険信号が灯っていたが、より実戦的な指導経験を持つル・ロイの就任で、本番用の体制がやっと整ったと言える。

 一方チームは世代交代の真っ最中。94年と比べても、ほとんど違うチーム構成だ。顔となっているのは90年、94年とサブGKに甘んじていたGKソンゴー。スペインのラ・コルーニャで実績を上げているように、なかなかの実力者。不安のディフェンスは5人で構成しており、フォエが最後尾に構え、カラ、ミンボエがストッパー。両サイドはエチ、ソン・バハナグが予想されるが、いずれも経験不足は否めず、チームの弱点となっている。

 中盤は守備的な位置にモロー、右にチュタング、左にウォメとなる。そしてエース、エムボマがトップよりも低い位置から攻撃の起点となる。ワントップは流動的だが、リヨンのジョブが有力。しかしル・ロイはエムボマを起用せず、ベテランのオマン・ビイクを呼び戻して、チームを活性化させる方針もほのめかしている。

■FEDERATION
 CAMERUNAISE DE
 FOOTBALL
 [住所] Boite Postale 1116
    Yaounde
 [設立] 1959年

■ワールドカップ
 4 回目
(1982、1990、1994、1998)
 優勝なし

Patric MBOMA
パトリック・エムボマ●FW

強烈なミドルシュートを最大の武器とするカメルーン期待の新エース

 世代交代真最中のカメルーンにあって、以前までチームのエ一スだったオマン・ビイクに代わる中心的存在として期待されているのがエムボマだ。フランスのパリSGの2軍からプロの道が始まり、一時シャトールーに移籍するなど不遇な時代を経験したが、ガンパ大阪に電撃移籍を果たしてからは周知の通り。代表ではゲームメイカーとしてもアタッカーとしてもプレーできるキーマンとして本大会出場に貢献。しかし新監督に就任したル・ロイは、確執からエムボマを外し、オマン・ビイクを復帰させてその代役を任せるという動きもあり、今後の動向が注目だ。

Clude LE ROY
クロード・ル・ロイ

 カメルーン協会は3月末日付けでクロード・ル・ロイの代表監督就任を発表した。早速ル・ロイ氏は副官にピエール・マンコウスキ、GKトレーナーに元代表のトーマス・ヌコノを指名。ル・ロイ氏は1988年にカメルーンをアフリカ・チャンピオンの座に導いて以来の復帰。89年と92年にはセネガルの監督も歴任した。マレーシア代表監督を経て、ミランのアフリカ方面情報担当。96年からは、パリSG・テクニカルディレクターの任に就いていた。

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