日本ビクター(株)主催・第31回Tokyo Video Festival (TVF2009)には、世界54の国と地域から2,231作品(国内760作品、海外1,471作品)の応募がありました。応募者の年齢は今回も20代(全体の64%)を中心に、8歳から98歳まで幅広い世代層にわたっています。
審査の結果、入賞100作品(「優秀作品賞」:30作品、「佳作」:70作品)が選出され、この中から、「ビデオ大賞」にドイツから応募されたKlaus Fleischmann(クラウス フライシュマン)さんの作品『Melanie-Ich gehe meinen Weg(メラニー −自分の道を行く−)』が、「日本ビクター大賞」に千葉県の内田リツ子さんの作品『共に行く道』が決定しました。
作者:Klaus Fleischmannさん(ドイツ)
盲目の少女メラニーが、家族や友だち、社会の支えを得ながら、明るく成長していく日常を叔父の目で捉えた人間ドキュメント。幼い頃から何にでも挑戦する活発な少女だった彼女。高校卒業を前に、将来は社会福祉の道に進もうと希望に燃え、勉強に励む。常に前向きに生きる姿に勇気づけられる。
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作者:内田リツ子さん(千葉県)
83歳で<要介護4>の夫を介護する妻(作者)が、日常生活を淡々と記録した「老々介護」のドキュメント作品。介護生活は、戸惑いと大変なことの連続だが、気負わず、介護サービスの助けも借りながら、明るさを失わない妻である。得意なカラオケや絵で、見違えるように生き生きとした表情を見せる夫。57年連れ添った夫婦に通い合う情愛が全編ににじむ。
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