
デジタル - その言葉のイメージから、それは最高の結果 が得られる最先端の技術だと思われがちです。小型・軽量・高効率・・・確かにデジタルが与えてくれる恩恵はたくさんあります。しかし、私たちが実際に聞くことができる音は「1 」と「0 」からなるデジタル信号ではなく、空気を振動させて耳に伝えるスピーカーからの音。つまり、アナログの音にほかなりません。デジタルアンプの高音質化を実現するには、デジタル信号をいかに最良の形でアナログに戻すか、ということが決め手となります。そこで重要なのが、ビクターのアナログ・ノウハウ。長年培ってきた高音質 Audio 技術と、優れたアーティストや数々の音楽コンテンツを有するビクターレーベルから得た経験です。ビクターが開発した高音質デジタルアンプ<DEUS(Digital Emotional Universal Sound)>は、まさにデジタルとアナログの結晶。それは、デジタルという最先端の手法を用いて熟成したアナログ技術で磨き上げる、ビクター独自のハイブリッド・フィードバック技術によって生まれました。
1)入力信号に忠実な高精度デジタル信号をつくる、デジタル・フィードバック
デジタルアンプの音質を決める最初のポイント。それは入力信号を高精度にデジタル変換すること。基本となるデジタル信号が高精度であってはじめて、その後のデジタル増幅の実力を発揮することができるのです。ビクターは極めて高精度なPWM 信号(デジタル)を生成する「フローティング・トライアングルPWM 変調回路」を開発。生成したデジタル信号が正確に変調されているかを常に監視する「デジタル・フィードバック技術」を採用することで、" Audio 帯域においてほとんどノイズを発生させない"理想的なPWM デジタル信号生成を実現しました。
2)ノイズやひずみを取り除き、高音質に磨き上げるアナログ・フィードバック
しかし、いかに高精度なデジタル信号に変換できたとしても、その後の増幅過程でもさまざまなノイズやひずみが発生してしまうことがわかってきました。それが、デジタルアンプの高音質化を阻害していた大きな要因です。それを取り除くため、ビクターはこれまで極めて困難とされていた「アナログ・フィードバックによる高音質化技術」の開発に成功。それは、出力信号と入力信号(共にアナログ)を比較(フィードバック)し、修正。デジタル増幅過程で新たに発生したノイズやひずみ、電源部から回り込むノイズまでも除去するもので、デジタルのフィードバックだけでは到達できない大幅な音質改善を可能にしました。
数々の優れたメリットを持つ期待のデジタルアンプに、ついに「高音質」という冠をかぶせたビクターの高音質デジタルアンプ<DEUS >。いま、SS- D5MD- S とSS- NT1MD- S の心臓部に組み込まれ、アオシスからデビューします。
●DDスピーカー部 30W+30W、サブウーハ−部 30W+30Wのバイアンプ方式
*THD とは、Total Harmonic Distortion (全高調波ひずみ)の略称で、値が少ないほど「ひずみが少ない=音質が良い」ことを示しています。
高密度構造とデジタルアンプの採用により、極限に近いコンパクトボディを実現。しかしそのデザインは、重厚なプラチナシルバーのインゴット・ボディ、シリンダー型アルミボリュームなど、高音質にふさわしい高品質感あふれる仕上りです。
CD からMD への録音スピードは、最大5 倍速を実現。これまで以上にスピーディーな録音が可能です。さらにワンタッチMD REC ボタンの採用など、簡単でスピーディな操作性も特長です。
●MD1 枚で最大320 分も録音・再生が楽しめるMDLP モード(注2)
●収録曲をグループ化して登録できるMD グループSearch 機能(注3)
●CD- R/RW 再生対応(注4)
●3fs サンプリングレートコンバーター搭載・光デジタル入力端子(注5)
●聴き心地のよい重低音を再現するAHB Plus (2 段階)
●外部機器の入力信号に合せて録音をスタートさせるサウンドシンクロ録音
●ディスプレイの明るさが変えられるディマー機能
●オートパワーオフ機能
(注1): ディスクや条件によって5 倍速にならない場合があります。また、本機はHCMS(ハイスピード コピー マネージメント システム)による著作権保護のため、5 倍速/4 倍速/2 倍速録音を終了したCDの曲は、その曲の録音スタートから74 分を経過しないと再び等速以外の録音をすることはできません。等速以外での録音中は、CD の演奏音を聴くことはできません。
(注2): MDLPモードで録音した曲は、MDLP非対応機では再生できません。
(注3): グループ録音したMD は、グループ再生機能非対応機では通常の再生機能のみとなります。
(注4): 音楽用のCD フォーマットで記録されたCD- R/RW ディスクが再生できます。再生ディスクは、ファイナライズされたものに限ります。また、ディスクの特性や記録状態によっては再生できない場合があります。
(注5): BSデジタル放送のAAC 音声には対応しておりません。