
楽器のように美しい響きを求めて生まれた木の振動板。その高音質をより豊かに広げるため、ウッドコーン・ウーハー最大級の14.5cm異方性振動板を新開発。振動板の面積は約1.7倍に拡大(当社ウッドコーン Audio システムEX-A150と比較して)。振動板の背面にチェリー材のシートを装着して木の伝搬速度をさらに上下左右方向に高め、無酸素銅(4N)4層巻きボイスコイルで強力に駆動。またウッドキャップの内側に木片吸音材を採用し、音場の広がりや解像度を飛躍的に向上させました。
振動板口径UPに伴う強力な駆動力を得るために、4NOFC平角線を4層巻きにし、ボイスコイル系をΦ30、マグネットをΦ90に拡大させました。音圧エネルギーも86dBに向上させました。
ダンパーのコルゲーション形状を不均等にすることで、リニアリティを大幅に改善。音楽の表現力を大きく高めました。
ウッドコーンならではの繊細で美しい響きを最大限に引き出すために、磁気回路にアルミニウムショートリングと銅キャップを採用し、磁気ひずみを低減。
ウーハーユニットを取り付けるネジを4本から8本に増加しました。
(当社ウッドコーン Audio システムEX-A150と比較して。)
ユニットをしっかりと固定することにより、重厚な低音再生を実現しました。
自然素材のシルクエッジやドームの内側のスプルース木片吸音材、99.9999%(6N)高純度無酸素銅ボイスコイルで、音の純度と広がりを高めたウッドドーム・ツィーター。さらに磁気回路にはネオジウムマグネットを採用し、ウッドコーン・ウーハーとのバランスに優れた豊かで美しい高域を実現しました。
よりピュアな中高域を実現するために、ウーハーユニットとツイーターユニットと共に端子のメッキに新たに金メッキを採用しました。
2ウェイウッドコーンのクオリティを高めるために、ウーハーとツィーターに独立したスピーカー端子を用い、独立したアンプでダイレクト駆動するバイアンプ方式に対応。音の解像度、立体感を大きく高めたワイドな音域を再現します。さらにスピーカーターミナルには金メッキを、またスピーカーコードには極太の14番線を採用し、より高品位な音質を追求しました。
木製楽器では、豊かな響きを得るためによく響棒が使用されています。ビクターも、これを応用。キャビネット底板部に3段7個構成の竹響板を扇状に装着することで、繊維方向に沿ってワイドに音を拡散。さらにスプルース材の響棒とチェリー材の響棒を複雑に配置し、ウーハーとツィーターの音のつながりや音の広がりを高めるとともに、重心の低い低音再生に貢献。サイズを超えたダイナミックなサウンドを再現します。
音の解像度の向上と重心の低い低音再生さらには音場表現の拡大による「音楽演奏の空気感」を出すために、スピーカーエンクロージャーの内部に、新たにスプルース響棒と響板構造を採用しました。ツィーターの両側下側に縦方向に繊維方向を持つチェリー響棒を配置し、ツィーターとウーハーの音の繋がりを改善。さらにスプルースの響棒を配置することにより、ツィーターの音の広がりや響きを向上させ、サイズを大きく超える音場空間を実現しました。
高音質にこだわったビクターがウッドコーンスピーカーに取り入れている吸音材は、自然素材の木製チップです。しかもSX-WD250では、木製チップの中でも細かい孔がより多くあるメイプル材を採用。単位重量あたりの表面積が大きいため、高い吸音効率を実現。重厚な低域再生とともに解像度を向上させ、楽器の分離などを大幅に改善しました。