株主のみなさまには、平素より格別のご高配に預かり、厚く御礼申し上げます。
このたび、取締役社長に就任いたしました佐藤でございます。
私は長年 VICTOR ・JVCとともに歩んできた者として、先輩が永々と築いてこられた VICTOR ブランドを引き継ぎ、次世代に継ぐ重責をはたすため、陣頭指揮にあたる所存でございます。何卒よろしくお願い申し上げます。
2006年度(2006年4月1日〜2007年3月31日)の事業概況に関しまして、ご報告を申し上げます。
当連結会計年度においては、商品の"Time to Market”を実現するための技術開発力強化、品質改革をはじめとする、経営オペレーション改革を継続・強化してまいりました。また、「Only1ニッチトップ戦略」の徹底を図るとともに、事業の見直しと新規事業推進へも取り組み、成長性と収益性の確保に向け、鋭意努力を重ねてまいりました。しかしながら、市場競争の激化や売価下落等、当社を取り巻く環境は依然として非常に厳しく、3年連続の当期純損益赤字という結果をご報告しなければならない次第となりました。
このような状況に鑑み、誠に遺憾ではございますが、当年度の配当につきましては引き続き見送りとさせていただきました。
今後も厳しい経営環境は続くと予想されますが、当社は、企業間競争に勝ち抜き、創業80周年を迎える本年を自主再建元年とすべく、抜本的事業構造改革に取り組むとともに、「技術の VICTOR 」を「技術とマーケティングの VICTOR 」に大きく変身させ、これを全社成長戦略の原動力としたいと考えます。
そして"The Perfect Experience”〜お客様に最高の感動と100%の満足を〜という世界中のお客様への約束を果たすために、80周年記念商品の投入も含め、「Only1ニッチトップ戦略」をさらに徹底的に進めてまいる所存です。
株主のみなさまには一層のご理解を賜り、今後とも、私たち VICTOR ・JVCをどうかご支援いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。