我々建築家にとってもモニターやデッキ、AmplifierといったAV機器はInterior の収まりとして扱いが難しい存在です。冷蔵庫や電子レンジ、エアコンなど、より暮らしに密着した家電製品もその部類です。だから、事前に設置される製品の形状や色、サイズなどをお聞きしてから設計に着手させていただくことが好ましいですね。
でき上がったお部屋の中に後から製品を設置されるなら、なお、機器とその周辺の家具や小物もあわせたトータルでのコーディネートを意識していただくと良いと思います。
Interior のコーディネートとは、『使い易さと美しさを共存させてそれを心地良いように調和させること』であり、決して使い易さだけ、または、美しく飾ることだけではありません。お部屋をキレイに片付け、整理した途端に、今まで難なく使っていたモノが使いにくくなり、習慣化されていたコトをするのが辛くなったり、または、使いやすいけれどInterior とそぐわない、といった風になったりではいけませんよね。これらは誤ったコーディネートの認識によるものです。
今回、 VICTOR から発売された「片面2層DVD-Rディスク」は、長時間録画を可能にし、それを上手く使うことで従来より少ない枚数のディスクでライブラリ化できるといったメリットがあります。ただ、DVDディスクをしまいこんでしまったり、整理されていないことで見つけにくかったり、 TV Set などのモニターとDVDディスクのライブラリが離れていて気軽に鑑賞できないといった不便な環境の中ではその価値も半減してしまいます。
実際私も、映像や番組を楽しむことが嫌いではありませんが、DVDディスクをしまいこんでしまったばかりに鑑賞しない日が長く続いたことがありました。 ここではそういった経験も活かしながら、ライブラリと鑑賞スペースが一体化され、かつ、見た目の楽しさ・美しさを備えたお部屋のコーディネート術をご紹介し、是非とも「片面2層DVD-Rディスク」の特長を最大限に楽しむための参考にしていただければと考えています。 |
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