日本ビクター(株)が主催する国際的な市民ビデオの祭典、「第31回Tokyo Video Festival (TVF2009)」(後援:横浜市開港150周年・創造都市事業本部/協力:ランドマークホール)には、世界54の国・地域から2,231作品(国内:760作品、海外:1,471作品)が寄せられました。今年も8歳から98歳にわたる幅広い年齢層から、バラエティ豊かな作品が集まっています。
応募状況は国別にみると、中国が最も多く、1,001作品(全体の45%)。年齢別では、20代までの応募が全体の7割以上(前回は約6割)となったことが大きな特徴です。
また、応募作品の傾向として、厳しい現代社会の諸問題を映し出す作品や自身の心情を描く作品、また自然・環境問題を自らの視点で訴える作品などが目立ちます。
現在、審査委員(別項)が入賞選出の最終審査を行っています。まず、入賞100作品(優秀作品賞:30作品、佳作:70作品予定)を決定(2009年1月発表予定)し、 Home ページでの公開上映(同年1月開始予定)を行った後、「優秀作品賞」の中から「ビデオ大賞」(グランプリ作品)と「日本ビクター大賞」(準グランプリ作品)を選出します(各1作品予定)。なお、最終審査結果は、発表・表彰式(同年3月開催予定)で発表します。
国別の応募数では今回、中国から最も多い1,001作品(昨年の約2倍)が寄せられました。次いで国内から760作品の応募があり、日中で全体の約8割を占めています。
10〜 20代の若い世代からの応募の割合は、ここ近年で5〜6割を占めるまでになっていましたが、今回は7割を超える結果(うち20代は6割強)となりました。
「高齢化や老々介護」「食への不安」「格差が生むストレス」など、厳しい現代社会で作者が直面する諸問題をありのままに映し出し、独自の視点で問題提起する作品が多く見られます。
近年多発する自然災害や地球規模の対策を要する環境問題などの大きなテーマを題材に、その実情や問題点を、映像を通して訴える作品が寄せられています。
独りで生きる孤独感、病気や老いに直面して生じた死生観、家族への思いなど、作者自身の心情を描いた作品が目立ちます。
例年、独創性豊かな作品を多く寄せる女性作者たちからは、若者からシニアまで幅広く応募があり、今回は、身近な出来事や地域生活などをポジティブに表現した作品が集まりました。
Home ページで公開する全入賞作品の中から、一般投票(Web投票)により3作品を選出。
入賞全作品を、テーマ別・ジャンル別に視聴できる「入賞100 作品上映会」。
日程:2009年2月21日(土)〜 25日(水)/ 場所:東京・新橋ビクタービルB1F
入賞作品の厳選作品上映/ 全入賞作品の発表・表彰と、審査委員によるトークフォーラムなど。
日程:2009年2月28日(土)・3月1日(日)/場所:ランドマークホール(横浜市西区)
※横浜市映画祭開催支援認定事業として開催。
【国内】「芦別ふるさとビデオ大賞」(北海道)/「湘南映像祭」(神奈川県)/「愛媛ビデオフェスティバル」(愛媛県)
【海外】「The One Minutes」(オランダ)/「JVC VIDEO FESTIVAL 2008」*(中国)
*当社の現地法人が主催する映像祭
「TVF」は2007年から、横浜市の後援により開催しています。これは、横浜を発祥の地とし、現在も本社をこの地に置いている日本ビクターが、「映像による文化交流」や「ビデオによる映像表現の可能性の追求」というコンセプトで開催する「TVF」に対して、映像文化都市づくりを推進する横浜市が後援するものです。
大林宣彦(映画作家)、小林はくどう(ビデオ作家、成安造形大学教授)、
佐藤博昭(ビデオ作家、日本工学院専門学校講師)、椎名誠(作家)、
高畑勲(アニメーション映画監督)、羽仁進(映画監督)、北見雅則(日本ビクター(株))
[ Japan Victor Co., Ltd. は、株式会社ケンウッドとの経営統合にともない、2008年10月1日付で株式移転の方法により設立された共同持株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社」の100%子会社となりました。]
この件についてのお問い合わせは
日本ビクター(株) Tokyo Video Festival 事務局 03-3289-2815