デジタルイコライザ、ハウリングサプレッサ、自動ミューティング機能、デジタルディレイ、 VICTOR VOSSspeaker専用イコライザ機能を内蔵。システムの構成機器が大幅に削減でき、ローコストでスペース効率の良いサウンドシステムが構築できます。
〈入力回路〉
各モノラル入力チャンネルにはHIGH/LOW(シェルビング)、MID(ピーキング)を、各ステレオ入力チャンネルにはHIGH/LOW(シェルビング)を装備しています。
〈出力回路〉
イコライザ素子数は6素子で、各素子ごとに、パラメトリックイコライザ、ローカットフィルター、ハイカットフィルター、シェルビングイコライザ(HIGH)、シェルビングイコライザ(LOW)のいずれかを選択して、周波数・ゲインを設定できます。(パラメトリックイコライザはQ設定も可能です)
モノラル入力の各チャンネルごとに最大6素子のフィルターでハウリングを抑制します。その内の4素子のプリセットフィルターで、ハウリング周波数とレベルを自動検出して不快なハウリングを防止します。2素子のアクティブフィルターでは、運用中のハウリングの発生や成長を抑えます。
アナウンスミューティング
ミューティング設定したマイクロホンに入力があると全てのBGMソースをミューティングします。ミューティングレベルとリリース時間の設定が可能です。
ミュージックミューティング
ミューティング設定したステレオ入力に信号があると他のBGMソースをミューティングします。2つ以上のステレオ入力が同じ系統に出力される場合は、ステレオ入力チャンネルの優先順位となります。リリース時間の設定が可能です。
各出力系統の遅延時間の設定ができます。これにより、ハース効果※を利用して音像を定位することができます。
スピーチの音像を定位させるディレイ機能搭載(0ms〜300ms、1msステップ)
主要7種類のVOSSコンパクトspeakerとシーリングspeakerの最適な音質が得られるイコライザ特性があらかじめ内蔵されています。
これにより理想のspeaker特性を得ることができます。
D/A変換時に入力されたデジタル信号に対し、変換前のアナログ原音信号を想定しながら独自のハイビット(高量子化)/ハイサンプリング(高帯域化)演算処理をすることで高音質化処理能力を高めます。
使用目的に応じた音質、音量、音の方向感、明瞭性の最適な設定値をひとつの拡声パターンとして最大16パターンまで記憶し、 event や演出に応じたパターンをボタンひとつで呼び出すことができます。PS-DM500からは、4パターンの呼び出しが可能です。
外部機器からPS-DM500のパターンを切り換えたり、PS-DM500からオープンコレクタにより外部機器を各8ch制御することができます。
光ケーブルによりCDプレーヤーやMDレコーダーなどの光デジタル信号を入力したり、MDレコーダーなどの光デジタル機器への録音用信号を出力することができます。
モノラル入力(1系統)、ステレオ入力(2系統)、ライン出力(1系統)を装備。入力信号(マイク・音楽)や、出力選択、音量調節などをリモート Control できます。
設定ソフトにはパソコンからPS-DM500の各種設定を行うためのソフトウエア「サウンドコーディネーター」とシステム設定の方法が収録されています。
PS-DM500のパラメータ設定を行うにはパソコンが必要です。 ●OS:Windows XP SP1 ● CPU:PentiumIII 400MHz以上 ●メモリ:128MB以上 ●CD-ROMドライブ及びUSB端子または、RS-232C(Dsub 9 P)端子付 |