
ネイティブコントラスト 15000:1によるリアルな黒を実現 |
フレキシブルな設置性 | 使いやすさの向上 |
新開発0.7インチD-ILAデバイス(デバイスコントラスト20000:1)を搭載し、新開発の光学エンジンとの組み合わせにより、DLA-HD1はアイリス(絞り)機構なしでも業界最高※1のネイティブコントラスト15000:1を実現していますので、明るさを保ちながら、リアルな黒が再現できます。
※1.Home Theater projectorとして、ネイティブコントラスト15000:1を実現。2006年11月14日現在、当社調べ。
従来のD-ILA素子は、素子画素と下部の半導体構造との接合部及び画素の間には、通常の半導体工程では消しきれない微妙な段差が残り、これが液晶配向を乱すために散乱、回折等による漏れ光が発生しました。
今回新開発の素子では、この漏れ光を極限まで減少させる超平坦化技術を導入しました。
更に、新液晶材料と配向技術を導入することにより液晶ギャップは従来の3.2ミクロンから2.3ミクロンに最適化され、液晶層自体による光ロスを低減し、補償精度が大幅に向上しました。これらの新規技術により20000:1の超高コントラストを実現すると共に応答速度も従来の8msec(Tr+Td)から4msecと約2倍の高速化を実現しています。
VICTOR 独自のD-ILA(ダイレクト・ドライブ・イメージ・ライト・Amplifierリファイアー)技術により、自然で豊かなちらつきのない映像を再現。単板式projectorの、特に動画などに発生しやすいカラーブレイキング現象(色割れ)がありません。フィルムのように滑らかな映像で、ディテールも余すところなく再現します。
D-ILAは、目障りなスクリーンドア(画素間の網状の影)が目立たないため、フィルムのような高解像度の映像をお楽しみいただけます。
独自のD-ILAパルス駆動方式により、誤差拡散などに頼らずクリアーで高精度のグラデーションを再現。また、15000:1というハイコントラストを実現しながら、高精度キャリブレーション技術により輝度10%以下の暗い映像も黒つぶれなく忠実に再現し、質感のある映像を可能にしました。
独自開発の光学エンジンにより、低ノイズで滑らかなグラデーションの色再現性を実現。映画に最適な色再現を可能にしました。
D-ILAは、垂直配向液晶を採用しているので、「ノーマリーブラック」の本物の黒色を再現することができます。また、明るさに関係なく、均一な応答特性を確保、幅広い範囲の中間色も再現できます。
従来のガラスプリズムに蒸着された多層干渉膜によるPBS(偏光分離素子)では、入射する光の角度による特性変化が大きく、高いコントラストを実現することが困難でした。
新開発光学エンジンに採用したWireGridは、ガラス基板の表面にアルミのリブを線幅数十nm、ピッチ百数十nmで形成した無機系反射型タイプの偏光板で、偏光に対する角度依存性が小さく、黒画面時のレンズ側への光もれを極限まで抑えることに成功しました。新開発したD-ILA素子との組み合わせにより、従来比約5倍のコントラストを実現しました。
映像回路のコアとなるビデオプロセッサーにはジェナム社製高性能プロセッサー「GF9351」を採用。4つのVXP™テクノロジーや高精度のスケーリング性能により、高画質画像を忠実に再現します。
TruMotionHD™
ハイビジョン信号(1080i)に対応した、プログレッシブ変換技術。高画質な1080pで出力します。
FineEdge™
斜め線で発生しやすいジャギーを低減し、なめらかな輪郭を作り出す輪郭補正技術。
FidelityEngine™
細部の強調とノイズリダクションを両立させた技術です。解像度が低く甘い映像に対しては、細部を強調してくっきりとした表現を実現します。
RealityExpansion™
精度の高い10ビットデータを維持するための信号処理技術。Y:Cb:Cr=4:2:2の映像信号も4:4:4までアップサンプリングを行い、放送用マスターに匹敵する理想的な信号処理を行っています。