当社独自開発の“D-ILAデバイス”と“Wire Grid 光学エンジン”に、新開発のレンズを組み合わせ、業界最高^※1 、“ネイティブコントラスト 50000：1”を実現。
新開発のレンズには、コントラスト低下の要因となる迷光などの不要な光を排除する固定のアパーチャーを搭載しています。
さらに光学系の構造を見直し、従来のL字構造からストレート構造に変更することで、光のロスを低減。高効率200Wランプとの組み合わせにより従来機種から大幅に明るさを向上し、輝度900lmを実現。
間接照明などの環境下でも鮮鋭感ある映像をご覧いただけます。
ピークの高い“白”から深い“黒”までの広い映像ダイナミックレンジを持ち、映画・ビデオ・コンサート・スポーツなど、多彩なコンテンツを圧倒的な臨場感と奥行き感で再現します。

※1 Home Theater Projectors として、ネイティブコントラスト50,000:1を実現。2008年9月25日現在、ビクター調べ。

従来のProjectors

 

DLA-HD750

●ワイヤ−グリッドの動作

光学エンジンに採用しているWire Grid（ワイヤーグリッド）は、ガラス基盤の表面にアルミのリブを線幅数十nm、ピッチ百数十nmで形成した無機系反射型タイプの偏光板で、偏光に対する角度依存性が小さく、黒画面時のレンズ側への光漏れを極限までに抑えることに成功。0.7型フルハイビジョンD-ILAデバイスとの組み合わせにより、高いネイティブコントラスト比を実現しました。

フルハイビジョン映像をより忠実に再現するため、ED（低分散）レンズを含む15群17枚のオールガラスレンズを採用した新開発の高性能2倍電動ズームレンズを搭載。フォーカス性能を向上させるとともに、色収差・色にじみを大幅に低減し、高精細で奥行き感のある映像投射を可能にしました。さらにレンズアパーチャーにより、16段階で好みの明るさに調整でき、より深みのある黒の表現が可能です。

●カラーマネージメント設定画面

R（赤）、G（緑）、B（青）、C（シアン）、M（マゼンタ）、Y（イエロー）を独立して「色相」「彩度」「明度」で調整できるカラーマネージメント機能を搭載。お好みに合わせ微妙な色の調整をすることができ、３つのユーザー設定登録によって、コンテンツに応じた画質を選択できます。

DLA-HD750は、映像のオーソリティーTHX社がHome Theater ファンの求める最高級ディスプレイにのみ授与する『THXディスプレイ規格（THX Certified Display Program）』の認証を取得。“映画監督の意図する映像を家庭で忠実に再現する”ことを目的に制定されたこの規格は、ディスプレイにおける輝度、色再現性、コントラスト、ガンマなど数十項目に及ぶ厳しい規格を全てクリアした「高品位の証」です。

●ガンマ調整メニュー

リアルで繊細な映像の再現に求められる微妙な階調表現も、ガンマカーブを見ながら簡単にレベル調整ができます。暗部を上げたり、白飛びの抑えなど、お好みのレベルに調整でき、３つのユーザー設定登録によって、コンテンツに応じた画質を選択できます。

映像回路のコアとなるビデオプロセッサーには、HQV（ハリウッドクオリティビデオ）と称され、高品質の映像パフォーマンスを誇るシリコンオプティクス社製『Reon-VX』を採用。精度の高いIP変換やスケーリング処理（画素変換）などで、より美しい高画質な映像を再生します。