日本ビクター(株)は、2007年4月にイタリアのミラノで開催される、世界最大規模のInterior および家具国際見本市である「ミラノ・サローネ・デル・モービレ」に初めて出展し、当社独自の開発によるユニークな12面体構造の球状スピーカー「呼吸球式スピーカー」の公募デザインの展示およびデモンストレーションを行います。
当社は、商品における性能の一つとしてデザイン性を以前から重要視しており、グローバルなデザイン活動の一環として、デザインの最先端国としての評価が高いイタリアのデザイン事務所「aedo-to.com(アエド‐ト. コム)」を通じて、これまで数年にわたり欧州デザイントレンド調査やユーザー調査など、さまざまなコラボレーション活動を実施してきました。その活動のひとつとして、当社の商品をテーマにWebを通じて世界中のデザイナーから広くデザインを募り、将来のデザイン開発へ活かす「デザインコンペティション」を2004年より毎年実施しており、Video Cameras やフラットディスプレイ等の成果をあげてきました。
06年度の「デザインコンペティション」は、当社がこのたび独自に開発した、表面全体が音の放射面になる12面体構造の独創的な形状の「呼吸球式スピーカー」をテーマに広くアイデアを公募しました。その結果、全世界から110名のデザイナーが参加し、この「呼吸球式スピーカー」の今後の商品化の際に参考となるアイデアやデザインが数多く集められ、11月23日にミラノにて優秀作品の表彰式を実施しました。
そして、2007年4月に開催される「ミラノ・サローネ・デル・モービレ」の期間中、ミラノ市街に設置する当社ブースにおいて、コンペティションの優秀作品を展示するとともに、呼吸球式スピーカーの技術サンプル機による視聴デモも合せて行うことにより、JVC 商品の高いデザイン性と、優れたAudio 技術の両方を訴求します。また、あわせて、ハイブリッドプロジェクションTV Set 、ハイビジョンハードディスクムービー等の展示も予定してます。
なお、同Event の中で当社が出展を予定しているミラノ市街のトルトーナ地区にあるSuperstudio Piuは、見本市本会場とは別の施設として3番目の規模にあたり、毎年多くの来場者が訪れています。
この国際的なデザインシーンにおいてJVC のデザイン活動とAudio 技術を合せてご紹介します。
ミラノ・サローネ・デル・モービレとは、イタリアのミラノで毎年4月に開催される、世界最大規模のInterior および家具の国際見本市です。フィエラ(見本市大会場)で開催される展示会と共に、フォーリ・サローネと呼ばれ市街各所で大小の展示やEvent が同時開催されます。会場となる主なエリアは、トリエンナーレ地区、トルトーナ地区、ブレラ地区、ドゥオーモ周辺などに集中しており、特にトルトーナ地区は、アパレルメーカーやギャラリーが並ぶ地区として近年サローネ期間に最も注目すべきエリアとなっています。
2006年9月14日 報道発表
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日本ビクター(株) コーポレート コミュニケーション部 広報グループ 045-450-2951