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![]() 「いま、市民ジャーナリズムがおもしろい!!」
およそ30年のTVFのHistory の中で、今年3月に初めて横浜市で発表・表彰式を行ったことを記念して、TVF2007inヨコハマ「TVF市民ビデオフォーラム」を開催。 私たちの身近なできごとを自分の視点でビデオ映像作品に仕上げ、メッセージとして社会に発信する市民ジャーナリズム。今回は「いま、市民ジャーナリズムがおもしろい!!」と題して、多彩なゲストとともに、市民ジャーナリズムのいまとこれからを探りました。
![]() ![]() ![]() ←会場には、TVF2007神奈川県内の入賞者のうち、4名の方がかけつけてくれました。 (左から 安東恭助さん、木村真紀子さん、東海大ミネスタウェーブの坂内元さん、真木世之さん) ![]() ■上映作品
![]() TVF2007 ビデオ大賞 長野県梓川高等学校放送部の皆さん 漢字表記の基準のあいまいさに着目した高校生が、先生や教育委員会、文部科学省の担当者などへのインタビューを通じて、問題点を鮮やかに浮き彫りにしたレポート。 ![]() 作者である梓川高校のお二人からは、作品制作が決まるまでの経緯などを披露。高校生たちがいかにして作品づくりのプロセスを歩んできたか、そこで顧問の林氏はどのように参画してテーマを掘り下げ、共同で作品をつくりあげたかを徐々にあらわにしていきました。 ![]() これを受けて林氏は、「漢字の基準を教科書や練習帳に求めていますが、これはとても危ないこと。他の権威に頼ろうとしているんですね。本来、(学習指導要領にそって)先生自分自身の中に基準があり、先生の基準を教えればいんですよ」と伝えたかった一番のメッセージを強調しました。 ![]() ![]() ![]() 第2部では、市民ジャーナリズムの現在を解説し、分析してもらうために4人のゲストをお迎えしました。 壇上に上がったのは、東海大学文学部准教授で学校と市民を繋ぐ地域コミュニティの育成に力を注いでいる五嶋正治氏、市民メディアアドバイザーで元TBSアナウンサーの下村健一氏、日本映像学会会長で映画制作も手がける波多野哲朗氏、グリーンチャンネル・アグリネットのディレクターの小森憂子さんです。 どなたも、仕事や教育で深く映像に携わっており、市民ジャーナリズムについては、ご自身の経験談を交え、積極的に考えを発言されました。 ![]()
下村健一さんは映像について「映像は言語に比べて音声と動画でたくさんの情報を送れるので、見る人はもたらされた情報が全てだと考えてしまう。ここが落とし穴。その外側にある情報を考えようとしなくなるんです。だからメディアリテラシー教育が必要です。さらにもうひとつ、大手メディアが伝えられなかったことに踏み込むことが重要で、そこに市民メディアの活躍の場があると思います」と市民ジャーナリズムについてまとめました。
お集まりいただいた来場者からも質問の声があがるなど、一様に市民ジャーナリズムがこれから果たす役割に強い関心を寄せていました。
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