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![]() 「現場で活かせる映像教育の実例と効果」
映像教育は子どもたちの感性を高め、豊かな心を育み、創造性を養います。しかしそれを実践するためのノウハウや専門的指導者が少ないのが実情です。 ![]() 第一部では、映像制作の具体的な方法を段階的な7つのステップで紹介。そして第2部では、教育現場からTVFに寄せられた作品を観ていただくとともに、現在、現場で映像教育を実施されている2名のゲストに、その取り組みや考え方について事例紹介をしていただきました。 ![]() ![]() STEP1 映像の基本的な仕組みを知る
◇黒板アニメーションの作品制作◇
映像の基本的な仕組みを知り、具体的な作業を行ってつくるおもしろさを体験するのが目的です。黒板アニメーションは(1)グループで参加できる (2)でき上がりがすぐに確認できる (3)黒板とチョークでできる というのが魅力です。
STEP2 映像制作の流れを知る
◇1シーン1カットで作品制作◇
撮影をスタートしてからストップするまでのひとつの動作で作品づくり。企画、演出、準備、カメラワークなどを学びます。
STEP3 撮影と編集作業の関係を知る
◇インタビュー集をつくる◇
簡単な質問でインタビューを撮影、カメラの撮影アングルや編集時のカットの切り替えについて体験します。
STEP4 結論を導くストーリーを考える
◇決められた最後のセリフを使う◇
映像作品の最後のセリフを決めておき、そこまでのストーリーを逆算するように考えさせて、作品制作にあたります。
STEP5 誰かのことを伝える
◇自分を撮るセルフポートレイト◇
自分自身を撮影対象にして、自分を映像や言葉で表現し、第三者に伝える映像制作です。
STEP6 アニメーション制作
◇驚き盤◇
円盤に描いた絵を一定の角度で回転させながら、それをコマ撮りすることでアニメーションの制作を体験できます。
STEP7 実際の映像祭にアプローチ
◇制作した作品で映像祭に応募する◇
ある程度のレベルをクリアした映像作品は、TVFに代表される実際の映像祭に応募します。また、映像祭への応募を目標に制作に取り組む方法もあります。
![]() ●TVF作品の上映と解説
![]() 2本目の作品としては2007年のビデオ大賞作品『漢字テストのふしぎ』(長野県梓川高校放送部)。漢字テストの採点基準の曖昧さや、生徒のインタビューに答える先生方の人間性が描かれた話題の作品です。会場の皆さんは教職に就かれている方々なので、とても興味深くご覧になっていました。 3本目は2003年の優秀作品『心のふるさと』(愛知県・山本清志氏)。小学生の時に20歳の夢を話している映像と、その子供たちが成人して山本先生宅に集まった時の映像を作品化したものです。見終えた後、先の2本の作品とはガラリと雰囲気が違う内容に、教育現場で制作する映像作品の多様性を感じていたようです。
●現場で映像教育を実践するゲスト2氏の取り組み
![]() そしてもう一人、ゲストとしてお招きしたのは昼間行雄氏。現在、(財)児童育成協会こどもの城(東京都渋谷区)で、子どもを対象としたアニメや映像のワークショップを手がけています。 ![]()
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