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Home  > Product Info >  Audio  > HiFi Components  > AX-V5500

 Audio

アンプ

AX-V5500

製品特長

2chアンプと同等の音質をマルチチャンネルアンプに。
ビクターが築き上げたベーシックテクノロジー。


パワーブロック
パワーブロック

マルチチャンネルアンプでありながら、ピュア2チャンネルアンプと同等の音質を実現する。それを可能にしたのがビクターが長年培ったベーシックテクノロジーです。従来通りに7chアンプを構成するのではなく2ch/2ch/3chと3組のアンプ構成とし、電源の整流回路から独立させるインディペンデント・ダイレクト・パワーサプライと、高音質で定評のあるパワートランジスタを使用したディスクリートアンプの組み合わせが高音質を実現しています。


2チャンネルアンプのクオリティにせまる理想の電源部を求めて、 インディペンデント・ダイレクト・パワーサプライ
AX-V5500の電源部は、 Lチャンネル部、Rチャンネル部、センターチャンネル部を独立させた、大電流・大容量・低ひずみのアナログ Audio 専用トランスと3組のファーストリカバリ・ダイオードによる整流回路、また、各チャンネル別に設けた合計14個の高音質電解コンデンサ(3,300μF)により、チャンネル間クロストークを大幅に改善し、高音質を実現したインディペンデント・ダイレクト・パワーサプライを搭載、さらにAX-V5500では、電源供給ラインのみならず、リターン部も分離・独立させることにより、非常に厳しいTHX Ultra2の品質認定をクリアしました。
高音質電解コンデンサ
高音質電解コンデンサ
ファーストリカバリ・ダイオード
ファーストリカバリ・ダイオード
アナログ Audio /デジタル/ビデオ独立トランス
アナログ Audio /デジタル/ビデオ独立トランス
■インディペンデント・ダイレクト・パワーサプライのブロック図
インディペンデント・ダイレクト・パワーサプライのブロック図
■一般的なAVアンプにおける電源回路のブロック図(当社比
一般的なAVアンプにおける電源回路のブロック図(当社比

THX Ultra2の品質基準をクリアし、ファンレスを実現した高音質ディスクリート7チャンネルパワーアンプ。
パワートランジスタ
パワートランジスタ

AX-V5500は、インディペンデント・ダイレクト・パワーサプライによる電源の高品位化とディスクリート構成の7チャンネルパワーアンプにより各チャンネル150W(6)/225W(4)のハイパワーを実現しました。また 5.1チャンネル再生の場合、バイアンプ接続が可能なスピーカーマネージメント機能も搭載しており、より高いクオリティでメインスピーカーをドライブすることができます。また、各チャンネルの定格出力が150W以上のアンプにもかかわらず、耳障りなファン冷却を使用しない設計を実現しました。


ピュア Audio アンプの設計思想を傾注。無振動、無共振、無干渉設計
アンプ内部
アンプ内部

不要な振動や干渉などからの悪影響をシャットアウトするため、高剛性クロスフレームZ(ゼロ)シャーシとステイブラケットで筐体を強化。さらにセパレ-タにより機能別に配置された9ブロック構造のシャーシに4層基板の採用や各回路を機能別に配置することにより、S/Nの向上、デジタルノイズの低減、シャーシ内部における相互干渉の徹底排除を実現、高品質を徹底しています。


高い演算処理能力を持つ32bit/倍精度64bitDSP「AureusTM」を搭載。
最新のサラウンドフォーマット対応と、高精度な音場シミュレーションを実現。

デジタル処理をつかさどる心臓部には、固定小数点演算の場合2,000MIPS(※注)、浮動小数点演算の場合1,500MFLOPS(250MHz動作時)もの飛躍的に高い演算処理能力を持つTI社製の32bit/倍精度64bitDSP「AureusTM」を搭載。各種圧縮信号やサラウンド信号の超高精度デコーディングを実現しています。
Aureus ロゴ

「AureusTM」は、テキサス・インスツルメンツ社の商標です。

TI社製32bit/倍精度64bitDSP「Aureus」

超高速1,500MFLOPS or 2,000MIPS(250MHz動作時)のTI(テキサス・インスツルメンツ)社製32bit/倍精度64bitDSP「AureusTM
TMS320D610A

※注
FLOPS(Floating Point number Operating Per Second)は、1秒間に実行できる浮動小数点演算の回数を表す単位。
MIPS(Million Instruction Per Second)は、1秒間に実行できる固定小数点演算の回数を表す単位。(Millionは百万回の意味。)


THX SURROUND EXをはじめ、ドルビーデジタルEX、最新のドルビープロロジックUx、DTS-ESディスクリート/マトリクス、DTS NEO:6に加え、96kHz/24bitの高音質で5.1ch再生ができるDTS 96/24、BS/地上デジタル放送で採用されているMPEG-2 AACなどのサラウンドフォーマットに加え、東急建設(株)とビクターの音響研究所が共同で開発した音場シミュレーション技術「マルチチャンネルDAP(デジタル・アコースティック・プロセッサ)」によるリアルな音場の再現を可能にしています。

THX Ultra2、ドルビーデジタルEX、DTS96/24をはじめ、あらゆるサラウンドフォーマットを超高精度デコーディング

THX Ultra2
THX社が提唱する3000ft3以上のリスニングルームが想定されたHome THXの品質基準THX Ultraを改定した、最新の最高規格。従来のTHX Cinemaに加え、THX Ultra2 CinemaやTHX Musicなど7.1chに対応したサラウンドモードが加わっている。また、パワーアンプ部の向上を図るなど品質面もより高度な条件を満たさなければならない。

THX Surround EX
映画「スターウォーズ・エピソード1」において、ドルビー社とTHX社で共同開発した音声フォーマットDolby Digital Surround EXをデコードし楽しむための6.1chデジタルサラウンド方式。

Dolby Surround Pro Logic
VHSやLD等で使用されているアナログ2chに記録されたサラウンド信号を方向性強調回路(Pro Logic)デコーダーによりL/C/R/Sに配分するアナログマトリクス方式。

Dolby Digital
DVDビデオの標準音声に採用されている、デジタル記録のディスクリート(完全分離)5.1chデジタルサラウンド方式。

Dolby Pro LogicUx
ドルビーサラウンドやCDなどの2chソースや5.1ch信号を、THXにも対応した7.1chに拡張する最新のデコーダー。MovieモードとMusicモードがある。

Dolby Digital EX
ドルビー社とTHX社で共同開発したDolby Digital Surround EXや、Dolby Digitalのソフトを6.1chで楽しむことができるデジタルサラウンド方式。

DTS (Digital Theater Systems)
DTS社が開発したコヒレントアコースティックス符号化(Coherent Acoustics Coding)を採用したディスクリート(完全分離)5.1chデジタルサラウンド方式。ドルビーデジタルに比べ低圧縮(約1/4)&高転送レートで、高音質を実現。

DTS-ES(Extended Surround)
6.1chサラウンドに対応したDTSの拡張フォーマット。6.1ch記録のDTSソフトに対応するDiscrete6.1と、5.1ch記録ソフトを6.1chに拡張するMatrix6.1がある。どちらも下位互換性を有しているため従来のDTS5.1chデコーダーでも再生が可能。

DTS Neo:6
DTS-ESの6chコアを活用し、全ての2chソースをデジタルマトリクスによりサラウンドバックのシミュレーションを加えた6.1chに拡張する機能。映画ソフトに適したCinemaモードと音楽ソフトに適したMusicモードがある。また、「DTS-ES Matrix6.1」のセンターサラウンドチャンネル信号の抽出にも使用されている。

DTS 96/24
DVDビデオの画質クオリティを損なうことなく96kHz/24bitの高音質で5.1ch記録・再生を可能にした、新規格のディスクリート5.1chサラウンド方式。

MPEG-2 AAC (Advanced Audio Coding)
BS/地上デジタル放送の標準音声に採用されている、デジタル記録のディスクリート(完全分離)マルチチャンネル再生に対応したサラウンド方式。約1/20の高圧縮にもかかわらず高音質を実現。

THX ULTRA2
THX SURROUND EX
DOLBY DIGITAL・EX PRO LOGIC Ux

dts
MPEG-2 AAC

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Home THX THX Ultra2 Cinema THX U2 CINEMA
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DTS DTS-ES Discrete DTS-ES DSCRT
DTS-ES Matrix DTS-ES MATRIX
DTS Surround DTS SURROUND
DTS Neo:6 Music NEO:6 MUSIC
DTS Neo:6 Cinema NEO:6 CINEMA
Dual Mono DUAL MONO
 
AAC MPEG-2 AAC AAC SURROUND
Dual Mono DUAL MONO

THX、THX Ultra2は、THX社の商標です。
ドルビー、Dolby、プロロジック、Pro Logic、Surround EX及びダブルD記号及びAACロゴは、ドルビーラボラトリーズの商標です。
DTS、DTS Digital Surround、DTS-ES Extended Surround、DTS96/24およびNeo:6はデジタル・シアター・システムズ社の商標です。


7.1チャンネル音場シミュレーション、マルチチャンネルDAP
東急Bunkamura渋谷オーチャードホールなどの音響設計・施工を手がけた東急建設(株)と、ビクターの音響研究所が共同開発したマルチチャンネルDAP(デジタル・アコースティック・プロセッサ)は、コンピュータによる音場シミュレーション技術の導入により、従来のインパルス応答による反射音の実測では困難だった音場パターンの抽出と、さらに人間の耳による検証を重ね、リアルな音場の再現を可能にしました。さまざまなフォーマットのサウンドを32bit/倍精度64bitDSP「AureusTM」により、すべて7.1チャンネルのシミュレーション音場として高精度に再現します。
<マルチチャンネル音場パターンのシミュレーション>
音場シミュレーション
音場パターンのシミュレーション
<仮想音源分布図>

LARGE HALL 1 シューボックス形のクラシック音楽用コンサートホール
(収容人数2000人程度)の音響効果を再現します。
LARGE HALL 2 アリーナ形のクラシック音楽用コンサートホール
(収容人数2000人程度)の音響効果を再現します。
RECITAL HALL 収容人数500人程度のクラシック音楽用リサイタルホールの音響効果を再現します。
OPERA HOUSE オペラ劇場の音響効果を再現します。
CHURCH 教会の音響効果を再現します。
LIVE CLUB 小規模のコンサート会場の音響効果を再現します。
DANCE CLUB 天井の低いダンス会場の音響効果を再現します。
PAVILION ドーム形の広い空間の音響効果を再現します。
ALL CH STEREO より広い範囲でステレオ音声をお楽しみいただけます。
LARGE THEATER 収容人数600人程度の映画館の音響効果を再現します。
SMALL THEATER 収容人数300人程度の映画館の音響効果を再現します。
STEREO FILM ステレオ音声の映像ソフト向けです。人物の声がより定位感を増します。
MONO FILM モノラル音声の映像ソフト向けです。人物の声がより定位感を増します。

3D HEADPHONE Dolby Digital、DTS、MPEG-2 AACのサラウンド効果をヘッドフォンでお楽しみいただけます。
DSP+HEADPHONE ヘッドフォンでマルチチャンネルDAPのモードを切り替えてお楽しみいただけます。

LARGE HALL 1
LARGE HALL 1
残響時間:2.29s
全容積:22,800m3
表面積:8,600u
収容人数:2,018人
LARGE HALL 2
LARGE HALL 2
残響時間:2.53s
全容積:23,600m3
表面積:6,700u
収容人数:2,006人
RECITAL HALL
RECITAL HALL
残響時間:1.87s
全容積:4,200m3
表面積:1,900u
収容人数:446人
OPERA HOUSE
OPERA HOUSE
残響時間:1.45s
全容積:5,500m3
表面積:2,400u
収容人数:640人

CHURCH
CHURCH
残響時間:1.21s
全容積:3,700m3
表面積:2,200u
収容人数:970人
LIVE CLUB
LIVE CLUB
残響時間:0.35s
全容積:400m3
表面積:400u
収容人数:70人
DANCE CLUB
DANCE CLUB
残響時間:0.55s
全容積:2,200m3
表面積:1,400u
収容人数:240人
PAVILION
PAVILION
残響時間:5.22s
全容積:549,700m3
表面積:50,500u

LARGE THEATER
LARGE THEATER
残響時間:1.23s
全容積:6,500m3
表面積:3,100u
SMALL THEATER
SMALL THEATER
残響時間:0.55s
全容積:2,000m3
表面積:1,500u

デジタルの音質変化要因を大幅に改善。ビクター独自のK2テクノロジーを駆使。

スタジオで生まれプロの現場で活躍している音質改善技術、それがK2テクノロジーです。AX-V5500には、デジタル化による音質変化要因を改善するExtendedK2プロセシングに加え、圧縮デジタル信号の音質改善を実現したCCコンバーターをフロント/センター/LFEの4チャンネルに搭載。リニアPCM信号に加え、ドルビーデジタルやDTSなどの圧縮デジタル信号もハイビット・ハイサンプリング化し、再現性を大幅に向上させています。
K2 TECNOLOGY
K2プロセシングLSI
K2プロセシングLSI

プロの世界で活躍し「デジタルにおける高音質」を語るのに欠かせない技術「K2テクノロジー」

多くのレコーディングスタジオやマスタリングスタジオ、ディスク製造プラントなど業務用機材をはじめ、CD、DAT、DVDなど民生の機器にも多く搭載されている「K2テクノロジー」。

それは1987年、ビクタースタジオのレコーディングエンジニアやマスタリングエンジニアが抱いた「デジタルは、符号を正確に伝送すれば原理的に音質は変わらない」といわれる常識に対する疑問でした。事実、デジタルテープや機材を換えると明らかに音質が変化するのです。これが、日本ビクターとビクター音楽産業(当時)が一致協力して取り組んだ、デジタルにおける音質改善への取り組みのはじまりでした。こうして、伝送過程でデジタル信号を波形で伝送する際に付加される符号外成分(ジッターやリップルなど)が音楽信号に大きな影響を与えていることをつきとめ、厄介な符号外成分を根本から解消するデジタル伝送の革新技術「K2インターフェース」が開発されたのです。これにより伝送過程やメディアの変化による音質劣化を排除し、品質の安定を確保することができるようになりました。

ビクタースタジオ
ビクタースタジオ
レコーディングスタジオ
レコーディングスタジオ
マスタリングスタジオ
マスタリングスタジオ
xrcd24 24bit super analog

この技術は1994年、正確にディスクのピットを刻む「K2レーザーカッティング」に応用、ディスクの製造作品質を大幅に向上させました。1996年にはJVCマスタリングセンターが開発し、高い評価を受けている高音質CD「xrcd」の主幹技術として導入され、1998年には更なる高精度化を実現した「デジタルK2」へと進化、それとともに「xrcd2」へ、また2003年には、全ての工程を24bit化するとともに更なる音質改善を実現した「xrcd24」へと大きく進化を遂げています。

2000年には、DVDのディスク製造工程におけるピットカッティング精度を向上させる「DVD K2」を開発、映像面においても符号外成分の悪影響を排除することに成功しました。
また2002年には、フォーマットエンコーダープロセスにおける音質変化要因を排除する「エンコードK2(ENC K2)」を開発、「K2テクノロジー」は日々進化を遂げています。

JVCマスタリングセンター
JVCマスタリングセンター
高品位ディスク製造プラント
高品位ディスク製造プラント
高品位ディスク製造プラント

デジタル化による音質変化要因の改善。

音楽信号はデジタル化することにより、微小信号はビット数の限界により階段状になってしまい、高周波信号はサンプリング周波数の1/2に帯域制限されるため高調波成分が記録されず音質が変化しています。「K2テクノロジー」は1993年、16ビットのCDに20ビット相当の音楽信号を記録する「20bitK2スーパーコーディング」の開発によりCDソフトの高音質化を実現。ハード側では、量子化ビット数の不足により悪化していた微小レベル信号の再現性を改善する「20bitK2プロセシング」の開発により、滑らかで自然な音質を可能にしました。またサンプリングで帯域制限することによる波形変化を改善する「EXTENDED K2プロセシング」や「EXTENDED K2プロセシングVer2.0」の開発によって、楽器に含まれる倍音成分や空気感までも再現できる高音質技術を確立。音質を追求したさまざまな Audio 機器に搭載されています。

A/D→D/Aにともなう音質の変化
A/D→D/Aにともなう音質の変化の図
ビット拡張部ON/OFFでの -90dB,1kHzの信号波形
K2 ON/OFF 信号波形の図
CD再生における周波数拡張部ON/OFFでの 周波数スペクトラム(HiFiアルゴリズム)
CD再生における周波数拡張部ON/OFFでの周波数スペクトラムのグラフ

デジタル圧縮による音質変化要因の改善。

マルチメディアのコンテンツが多様化し、デジタルも効率化を追い求める時代に変化してきました。デジタル圧縮によるデータ容量を軽減する技術で代表的なものに、ドルビーデジタルやDTS、MPEG-2 AAC、ATRAC、MP3などがあります。人間の聴覚は、音圧レベルが低くなるほど低域と高域の音が聞こえにくくなる最小可聴限特性(フレッチャー・マンソンの曲線)と、音圧レベルの高い信号があると、その周波数の近辺の音も聞こえにくくなるマスキング特性があります。これらを利用してデータを間引く作業がデジタル圧縮です。こうした効率化は、これからのメディア形態や音楽配信、大容量の映像を伴う場合などには必要不可欠となり、デジタルの主流となりうる技術といえるでしょう。ところが一方で、デジタル圧縮は非可逆圧縮と呼ばれ、圧縮前の信号に完全復元することが不可能な圧縮方式なのです。当然これら圧縮による音質変化が発生することも事実で、高域の情報量や低域の力感の不足、迫力や明瞭度の低下といった音質劣化が生じます。2000年12月、それに対応させた新世代の「K2テクノロジー」が開発されました。「CCコンバーター」の誕生です。

デジタル圧縮の仕組み(非可逆圧縮)


圧縮音楽、ハイファイ音楽に対応したアルゴリズムで、すべての音楽ソースの高音質化を実現する「CCコンバーター」。

「CCコンバーター」は、入力デジタル信号に応じてビット拡張と周波数帯域拡張を行うもので、「ビット拡張部」「周波数変換部」「帯域拡張部」から構成されています。各拡張部では、入力デジタル信号波形の分析を行い、変換前のアナログ信号を想定した再生成を行っています。「帯域拡張部」には、圧縮信号に対応した圧縮アルゴリズムと非圧縮信号に対応した「ハイファイアルゴリズム」を設定。特に圧縮音楽に対しては、リアリティ再現のため、音楽性の見地から様々な考察を行った「リアルアルゴリズム」を確立しています。これにより、圧縮 Audio からハイファイ Audio まで、ジャンルを問わずあらゆる音楽ソースの高音質化を実現しています。

JCV8006
K2ProcessingLSI
K2プロセシングLSIの信号処理ブロックダイアグラム
K2プロセシングLSIの信号処理ブロックダイアグラムの図

高音質、高分解能な192kHz/24bit対応PEM・DDコンバーターを、
全7.1チャンネルに搭載。

DVD Audio 用に開発し、高調波ノイズの発生が極めて少なく、高音質なDACとして高い評価を得ているPEM・DDコンバーター。このビクターオリジナル開発のノイズシェーピングタイプD/Aコンバーターチップを全7.1チャンネルに搭載。CCコンバーターにより拡張されたハイビット・ハイサンプリングのデジタル信号を、余すことなくD/A変換します。

ノイズシェーピングタイプのD/Aコンバーターとして高い評価を得ているPEM・DDコンバーターMN35505は、刧伯^4次64fsの不飽和型ノイズシェーパーVANS(Victor Advanced Noise Shaper)とPEM型384fs・1bitタイプローカルDACを組み合わせた192kHz/24bit対応の高精度D/Aコンバーターです。 PEM(Pulse Edge Modulation)は、一般的なPWM(Pulse Width Modulation)がパルス幅で表現するのに比べ、パルスのエッジ(立ち上がり・立ち下り)をカウントするためPWM方式に比べ倍の精度が確保できる優れたD/A変換器です。

PEM・DDコンバーター
192kHz/24bit対応PEM・DDコンバーター
MN35505
PEM・DDコンバーターのブロックダイヤグラム
PEM・DDコンバーターのブロックダイヤグラム

一般的な192kHz/24bitDACの周波数スペクトラム
一般的な192kHz/24bitDACの周波数スペクトラムのグラフ
▲高調波が多く発生している。
PEM・DDコンバーターの周波数スペクトラム
PEM・DDコンバーターの周波数スペクトラムのグラフ
▲高調波の発生が少ない。

ディスプレイ側での映像信号の切替えを不要にする、ビデオアップコンバーター搭載。

コンポジット映像信号とS映像信号の相互変換(Y/C分離、混合)に加え、コンポジット信号、S映像信号をコンポーネント信号に変換して出力するビデオアップコンバーターを搭載。コンポーネント信号でディスプレイと接続することにより、ディスプレイ側で信号の種類に合わせて入力を切り換える煩わしさから開放されます。
コンポーネント/D5入力設定時
コンポジット/S入力設定時

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