ここでは、Everioの動画を電子メールや Home ページで活用する方法をご紹介しましょう。 Everioで撮って編集したムービーは、様々なファイル形式に簡単に変換できることは前に述べた通りです。活用の仕方ごとに、それぞれ適したファイル形式がありますので、覚えておくと便利です。
*この章で使用する「PowerDirector Express NE」はEverioに付属するソフトウェアです。
電子メールや Home ページで使用する動画は、ファイルサイズを小さめにする必要がありますから、完成したムービーは「ストリーミング形式出力」しましょう。
「ムービーの出力」で「ストリーミング形式出力」を選択する
短いムービーなら電子メールでの送信も可能です。ここではWindowsMedia形式で出力してメールに添付してみましょう。
ブロードバンド接続を対象とする出力設定例
静止画と同じようにメールに添付できる
ムービーは長さと画質(転送レート)によってファイルサイズが決まります。プロバイダーによっては、メールに添付できるファイルサイズに上限がありますので、注意しましょう。 転送レートによるファイルサイズの違いは下の表の通りで、30秒ほどの動画なら比較的高画質(768 kbps)でメール送信可能です。添付するファイルサイズの目安としては、ADSLなどのブロードバンド接続で最大5MB、モデムでの接続の場合は1MBを越えないようにしましょう。
30秒のムービー(WindowsMedia形式)の場合
転送レート設定
ファイルサイズ (例)
56k ダイヤルアップ モデム ビデオ 124KB
250k ビデオ 884KB
広帯域NTSC用ビデオ(768 kbps) 2.02MB
ムービーを Home ページで使用する場合は、通常ストリーミング形式で出力します。ファイルサイズが小さくなる上、インターネットで Download しながら見られるので、再生開始までの時間が短くなります。Windows Media Video、Real Video、Quick Timeの3つが選べますが、ここでは、WindowsMedia形式を使用して話を進めます。 まず、想定する通信速度(転送レート)を決める必要があります。 ブロードバンド接続だけを対象とする場合には、「広帯域NTSC用ビデオ(768 kbps)」などで良いでしょう。 通常のモデムでの接続まで対応させる場合は、画質は落ちますが「Webサーバー用ビデオ(56kbps)」など低い転送レート設定を選ぶ必要があります。
通常のモデム接続対応の出力設定例
最近のちょっとお洒落な Home ページには必ずといって良いほど入っているFlashムービー。Everioで撮った動画をFlashムービーにして Home ページで公開するのも簡単です。
まず、PowerDirector Expressで出力したムービー(MPEG2形式を推奨)を、市販のFlash作成ソフト(動画ファイルをFlashムービーに書き出せる機能が付いているもの)で読み込みます。
Flash作成ソフトにEverioで撮ったムービーを読み込んだところ 使用ソフト: Flash MX 2004/Macromedia製
あとは、普通のFlashムービーを作るのと同じように、パブリッシュという作業をすれば完成です。
Everioで撮影した動画ファイルを使って作ったFlassh作品 「中国茶の淹れ方」
注: このムービーはブロードバンド接続のみ対応です(通信速度=1Mbps以上を推奨) この映像は、Everio付属のPowerDirector Express NEで編集後、一部他の編集ソフトにて加工したものです。