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TVFのコンセプト

作品を通じて 単なるビデオコンテストとは異なるTVF Video camera普及率ゼロから始まったTVF 個人の創造性を育むビデオ映像の魅力 個人ビデオが

作品を通じて

 Tokyo Video Festival (以下TVF)は、ビデオによる新しい映像文化の発展を目指して、Japan Victor Co., Ltd.が1978年、今から約30年前に開始して以来、現在まで継続されている「市民ビデオの世界的な祭典」です。
 Video cameraは、多くの家庭にも普及して、誰にでも使いこなせる道具として存在しています。
 自らの考えや意見をビデオ映像に託し、多くの人との意見交換によって、コミュニケーションを広げるツールであります。
 「ビデオの楽しさ、創作の喜びを世界の人たちと共有したい」という願いから始まったTVFの第1回応募作品は257作品。昨年の第29回となる「TVF2007」には、世界55カ国からの参加を含め、過去最高の3,491作品の応募がありました。応募作品の累計は、48,000作品に達しています。ビデオの揺籃期にスタートしたTVFは、この29年間にたくましく成長し、世界最大の市民ビデオの祭典として定着、個人が制作するメディアならではの優れたビデオ作品の数々を世の中に送り出しています。
 同時に、個人の自由な発想によって生み出されたビデオ作品を通じて、より多くの人と語り合える豊かな生活、社会の構築に、地味ながら確かな足跡を残してきています。

単なるビデオコンテストとは異なるTVF

 ビデオコンテスト、コンクールのたぐいは現在までに(規模の大小は問わず)いくつも実施されています。これらのコンテストが作品の優劣を競うのに対して、TVFは、スタートの時点から作品を通じて自分を表現し、より多くの人と語り合い心を通わせあう、ビデオコミュニケーションの祭典であること」を一貫したコンセプトとして掲げてきたところにその特色があります。
 TVFへの応募は、プロ、アマの区別なく、作品のジャンルも自由であり、まして年齢、性別、国籍は問いません。まさしく開かれたコンクールなのです。この30年間に、TVFは次第にその輪を広げていきました。普段、見慣れたもの、平凡なことでも、Video cameraを通してみると、見えなかったものが見えてきたり、物事の本質がよく見えてきたりします。また、Video cameraを向けて撮りあうことによってお互いが理解しあえたり、新しい人間関係が生まれたりします。ビデオは国境、世代、環境を超えて、人と人を結びつけ、対話を成立させるコミュニケーションのツールとして認識されるようになりました。「TVFで入選を果たしたことで人生が変わった」などという話題も聞かれるようになりました。いまやビデオは、自分を見つめ直し、自分を再発見する鏡のような道具のひとつなのです。
 TVFは、そういうビデオの楽しさと魅力を知ろうとする人たちの集いSquare となり、そのネットワークは次第に広がっていきました。

Video camera普及率ゼロから始まったTVF

 TVFがスタートした1978年、この年、VHS初のポータブルビデオシステム(VHSビデオHR-4100、カラーVideo cameraGC-3350)が発表されました。Video cameraの登場はビデオの究極的な楽しみであり、"手軽な自作ソフトづくり”への夢を刺激するものでした。そして、その夢を表現するものとしてTVFをスタートさせたのです。 自らが番組を作ることにより、パーソナルな世界を広げていくビデオの利点を最大限に発揮し得るTVF。画面に流れる日常の生活の中の身近な記録や思い出、個人の半生など・・・。それはまさに「自分の考えが画となり、音となって再現される」という、人間誰しもが潜在的にもっている"感動の世界”を、ビデオを媒介にして人々に提供する試みでした。
 ビデオ開発とともにスタートしたTVF。その反響は"撮るビデオ”への発展をさらに身近なものとして裏付けるものとなっていったのです。
応募作品数とVideo camera国内出荷数

個人の創造性を育むビデオ映像の魅力

 家庭用ビデオ(Video camera)は、今からおよそ30年前に登場しました(大きく、重く、高価なものなので、最初は一部の人にしか普及していませんでした)。
技術の発達によって、ビデオは小さく、軽く、安価となり、今では誰もが手にすることができるものとなり、撮った映像は、市民が自分の手で身近なものを描ける時代に入っていったのです。

【マスメディアと個人メディア】
  • それまでの映像に対する一般の人々の認識は、マスメディアが主体でした。放送や映画に代表されるマスメディアは、特殊な技術と限られたプロの人によって作られるもので、撮る人と見る人は一方通行の役割と決められていたのです。
  • それに対し、家庭用ビデオ(カメラ)は、誰もが個人の考えで表現できるごく個人的な私的なメディアであり、撮る人と撮られる人、見る人との相互交流が図られる画期的なものなのです。
  • 自らの考えや夢を人に伝えることができ、対話によって多くの人と交流が図れるコミュニケーションメディアとして、暮らしの中の道具としての存在価値が大きい。
  • 撮影者の個性や、視点をそのまま見る人にダイレクトに伝えることのできるビデオという媒体。作品によって作る人と見る人の対話が生まれ、ビデオコミュニケーションという映像による新しい交流が活発化し得る環境になっています。
ソフト制作から見たマルチメディアと個人メディアの違い

個人ビデオが

 インターネットやモバイルの技術進歩とその普及がもたらすIT社会の発展は、市民ビデオの世界にも大きな変革を促しつつあります。自分が撮った映像によるメッセージを、映像に託した自分の考えや意見が、ブロードバンドインターネットに乗せれば世界に向けて発信することだって不可能ではありません。パーソナルコンピュータや携帯電話からも映像を送ることはできます。 TV Set 電話や TV Set 会議も軌道に乗ってきたようです。時代とともにコミュニケーションのスタイルは確かに変わってきましたが、音と映像が構成するビデオはその原点であり、基本であることはメディアが多様化しても変わりません。
 いまや、人々の暮らしの道具となったビデオ。TVFに寄せられる作品は多彩ですが、「自らの考えや夢をビデオで他人や社会に伝えたい」という思い、「作品を通じて他人や社会とコミュニケーションしたい」という願いを感じさせる作品が多いのです。
ビデオ映像は、「撮影者の個性や視点をそのままダイレクトに第三者に伝えることのできる作品」によって創作する人と見る人の対話を成立させる道具なのです。ビデオソフトの創作を通じて未来に希望を抱き、生きる力をわきたたせる人が確実に増えています。

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