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ハイビジョンで繋ぐ。(2)

OKカットを選び出そう
次に、使えそうなカット(OKカット)と明らかに必要のないカット(NGカット)を選り分けましょう。
サムネイルをビンウィンドウからサマライザにドラッグ&ドロップして、大体のカット内容をチェックします。サマライザは、指定した時間毎にカット内のフレームを静止画で表示してくれるので、撮影内容のチェックに便利です。この段階で、明らかなNGカットはビンウィンドウから削除しましょう。
サマライザの表示
サマライザの表示
サマライザには便利な静止画書き出し機能もあります。
サマライザには便利な静止画書き出し機能もあります。
より詳しく撮影内容をチェックするためには、ビンウィンドウからモニタにドラッグ&ドロップして、OKカットかNGカットかを判断します。

モニタを使ってカットを再生し、撮影内容を細かくチェックします。
モニタを使ってカットを再生し、撮影内容を細かくチェックします。

また、この段階で、大雑把にトリミング(カットの使用部分を決める)をすることもできます。トリミング済みのカットをビンウィンドウにドラッグ&ドロップしておけば、後でカット内の使いたいところが直ぐに引き出せます。

OKカットの場合は分かりやすいフレームを
ビンウィンドウのメモ表示機能も、
モニタ上でのトリミング。
濃いブルーで表示された所が使用部分になります。
ビンウィンドウのメモ表示機能も、
OKカットに整理に便利です。

タイムライン上で自由自在に
ビンウィンドウの中が、OKカットだけ(と言っても、最終的にすべて使うカットとは限りません)になったら、タイムラインを使った編集の開始です。
とりあえず、頭の中で考えた順番通りにビンウィンドウからタイムラインへドラッグ&ドロップしていきましょう。

タイムラインの表示
タイムラインの表示

一通りOKカットが並んだら、カットのIN点(開始点)とOUT点(終了点)と、最終的なカット順を決めましょう。 タイムライン上にあるカットのIN点・OUT点は、Mice ポインタを置いてドラッグするだけで自由に変更できます。
カット順を変える時は、移動したいカットを一旦トラック2に移動して、トラック1のカットを順次動かしてタイムラインに隙間を作ってから挿入します。

カットの長さを変える作業(トリミング)とカット順を変える作業は、どちらが先と決まりがあるわけではありません。映像の頭の方から順に、変えたいと思うところを修正していけばよいでしょう。

カットをタイムライン上に並べてからも、順番や長さを自由に変えられるのは、ノンリニア編集ならではの魅力。何度やり直しても大丈夫ですから、納得がいくまで取り組んでみましょう。
トリミングとカット順の変更
トリミングとカット順の変更

ところで、動画の編集はどの段階で「完成」と判断するのでしょうか?
実は、何の決まりもありません。頼りになるのは、自分の感覚だけなのです。 再生してみて違和感の無いことが第一。最初に見た時の印象を大事にしてください。

また、グッと惹き付けられるような、 より高い緊張感のある編集になっていれば言うこと無しです。一箇所ずつ納得がいくまで編集のタイミングを調整していきましょう。
タイムラインを使った編集が
タイムラインを使った編集が
ノンリニアの醍醐味

尚、ノンリニア編集ソフト上での再生時には、パソコンの能力によって映像がスムーズに流れない場合もありますが、最終的にテープやDVDに書き出した映像は収録時と同じスムーズな映像になります。
トランジッションやタイトルを入れる
トランジッションとは場面転換効果のことです。ディゾルヴや多彩なワイプが用意されています。
映像同士のつなぎにトランジションを挿入する時には、トランジション後のカットをトラック2に移してから作業をします。

トランジッションは目新しい感じがして、多用したくなりますが、実際の出来事をありのままに記録するドキュメンタリースタイルの映像では、本当に必要と思われるところだけで使いましょう。無闇にトランジッションを使うと、映像から現実味や臨場感が失われます。

一方、ミュージックビデオやイメージビデオでは、トランジッションを多用して、お洒落な映像を創ることができます。こういった場合には、トランジッションの使い方が作品の善し悪しに大きく影響します。

トランジッションの種類選択
トランジッションのプレビュー
トランジッションの種類選択
トランジッションのプレビュー

タイトルの挿入は、「タイトル設定ボタン」をクリックして、トラック2にドロップすることから始まります(背景色を使うタイトルはトラック1へドロップ)。
簡単な手順で、映像に好きなタイトルを入れることができます。

タイトルの挿入
タイトルの詳細を決定
タイトルの挿入
タイトルの詳細を決定

タイトルやトランジッションを含めて、満足のいくカットの並びと長さになれば、とりあえず画(え)の編集は完了です。
「作成」ボタンをクリックして、「編集設定」画面を開き、「システムストリーム出力」でMPEG2-TSを選びます。収録時と同じ750P(1280x720ピクセル)というデジタルハイビジョンの高画質で編集済みの映像をMPEG2-TSファイル(拡張子=m2t)に書き出せます。音楽やナレーションを入れない場合は、これで完成です。出来上がった映像はHD Capture Utilityを使ってHD1またはD-VHSに書き出せます。

編集済み動画の出力設定
MPEG2-TSファイルへの書き出し
編集済み動画の出力設定
MPEG2-TSファイルへの書き出し
ハイビジョンで繋ぐ。2/3
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