DVDaudioの特徴を紹介します。
◆ 高品位audioの記録
− 広帯域、高分解能、マルチチャンネル
◆ audioに加えて、テキスト、静止画、動画、メニュー等の付加価値情報を記録可能
− マルチメディア・アプリケーションの実現
◆ audioに適したシンプルナビゲーション構造
◆ ステレオ再生環境への適合
◆ DVD-Videoの資産の継承
◆ 著作権管理システム対応
◆ 音の再生帯域幅を決めるサンプリング周波数については、最高192kHzを support
− 高域再生限界周波数は約96kHz。CDの約4.4倍。ステレオの場合48/96/192、44.1/88.2/176.4kHz
− マルチチャンネルの場合は48/96、44.1/88.2kHz
◆ 量子化ビット数は、24ビットまで support
− 16、20、24ビット。24ビットでは、ダイナミックレンジ144dB。
◆ fs、Q、チャンネル数などのパラメータはトラック毎の変更可能
◆ 音場再現性を飛躍的に高める、マルチチャンネル再生
− 3chから6chまでのマルチチャンネル収録を support
− speakerポジション:一般的なL/R/C/Ls/Rs/Lfe を採用し、映画サラウンド再生などとコンパチブル
− フロントチャンネル群とリアチャンネル群など、チャンネル群を2つに分け、それぞれに異なるサンプリング周波数・量子化ビット数を割り当て、データ使用効率を向上
e.g.L/R/C=96kHz-24bit、Ls/Rs/Lfe=48kHz-16bit
◆ マルチチャンネル音楽の、ステレオ環境での再生を support
− 従来のステレオ環境に適合したマルチチャンネル再生。
− 音楽プロデューサが決定した、マルチチャンネルからステレオへのダウンミックス係数をディスク上に記録。プレーヤーでは係数を用いてダウンミックス処理、プロデューサが意図したステレオ再生を実現します。
− MLP(ロスレス符号化)を使用した場合も、ダウンミックス処理がプロデューサ、アーティストの意図した通りに行えます。
◆ Trackにステレオとマルチチャンネルの両方を収録する、audioセレクションも support
− マルチチャンネルミックスと、スタジオで作ったステレオ専用ミックスの両方を1つのTrackに収録することも可能。ユーザーが切換え。
◆ リニアPCMに加えて、ロスレス符号化も support
− 英国メリディアン社開発の、Meridian Lossless Packing(MLP)TMをプレーヤー必須機能として support (別名 Packed PCM)
− 元のデータが完全に復元するロスレス符号化
− 元データの概略1/2に圧縮が可能。ディスクの上限伝送レートを超える音楽
(96kHz/24bit/6ch等、リニアPCMでは収録できないもの)の収録、及びより長時間に収録が可能