JVCのxrcd24のプロセスはマスタリングから始まります。オリジナルマスターからのアナログ信号はカスタマイズされたマスタリング・コンソールからダイレクトに出力され、新開発の VICTOR 製K2 24bit A/Dコンバータを用いてデジタル変換されます。この24ビットのデジタル信号列は、デジタル信号再生成装置である VICTOR 製デジタルK2を通して純粋な符号成分のみが送信され、光磁気ディスク(MO)レコーダに出力されます。
この過程でのデジタルK2は、デジタルプロセス部がアナログプロセス部に及ぼす影響を遮断、24bitという高純度なAD変換を可能にします。
また、xrcd24のプロセスではCD製造工程への受け渡し用audio記録媒体として、安定した特性と24ビットの記録能力を持つMOディスクを使用しています。
VICTOR のDISC生産工場にて、24bit PCM-9000フォーマットのMOディスクは、さらにもう一度デジタルK2を通して再生されます。この段階では再生時にデジタル信号に寄生するジッターや歪みを除去します。次に、この24bit信号列は、高精度K2ルビジウムクロックでシンクロナイズしたK2 Super Codingによって、24bitのクオリティーをもった16bit信号に変換され、さらにCD記録ファーマットであるEFM信号にエンコードされて、新開発のエンコードK2+K2レーザーカッティングに送られます。そこでEFM信号はカッティングマシーンのレーザーに送られる直前に再生成され、さらに、音質に最適な線速度、ピッチで記録するExtended Pit Cutting技術を採用して、最後の最後の段階でデータ・ストリームに存在する可能性のあるタイムベースジッターが除去されます。
この様にしてレーザーカッティングしたガラス原盤は、xrcd24専用の高精度マスタースタンパ・プロセスを経て、xrcd24プレスラインで成型されます。
以上のマスタリングから製造にいたるプロセスこそが、オリジナル・マスターテープからCDへの最高音質の音質転送を可能にするものです。細部にいたる原音への配慮により、演奏のすべてのニュアンスが、録音されたときと同じに再生され、皆様にアーティスト、プロデューサー、エンジニアが意図した通りの音を楽しんでいただけるようになります。
これがxrcd24です。
xrcd24は、すべてのCDプレーヤーで再生できます。
xrcd24の特徴