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デジタルハイビジョンムービーで撮る伝統の技
広井政昭さんの江戸独楽作りを動画で紹介します
(3分26秒)
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Real
Video 700Kbps (ブロードバンドのみ対応)
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デジタルハイビジョンムービーHD1で撮影した映像をストリーミング用にダウンコンバートしていますので、本来の画質ではありません
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手先に宿る命が写る。
江戸時代から続く江戸独楽作りの家に四代目として生まれた広井政昭さんは、小学校三年生の時から独楽を作り続けています。江戸独楽のHistory を継承しながら、新作独楽の創作にも熱心で、これまでに作った創作独楽は数万種に及びます。
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仕事場をパンニングで紹介
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今回は、まず、最もシンプルで基本的な江戸独楽である「もみ独楽」を作って頂きました。
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クローズアップが命
名人の指先が削っていくのは、ミズキの材木です。軽くて堅い材質が独楽作りに適しています。

手元のクローズアップ
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こういった手元のクローズアップを撮る際には、肉眼では見えないような指先や鉋(かんな)の細部が見えてくるまで寄ることです。
クローズアップは、非日常的なものが見えてこそ、その力を発揮します。
「今一つ、寄り切れない」と感じる時は、マニュアル機能でテレマクロをONにしてください。望遠一杯で60pまで寄ることができます。ただし、大胆なアップばかりだと編集時に苦労しますので、やや広いサイズの手元アップも必ず撮っておきます。 |
やや広い手元のクローズアップ
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また、今回は狭い仕事場での撮影でしたので、クルーズアップを含めて多くのカットを手持ちで撮影しています。この場合、グリップハンドルやグリップベルトを上手に使ってカメラがブレないように心がける必要があります。
左手は、フォーカスリングとズームリングに軽く添えるのが良いでしょう。
また、デジタルハイビジョンムービーには、優れた「手ぶれ補正」機能が付いていますので、これをONにして撮影しました。 |
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一瞬の色づけを撮りそこなわないために
「色付けのクローズアップ」
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「削り」と「磨き」が終わると「色付け」です。轆轤(ろくろ)を使っての作業ですから、一瞬のうちに色が付いていきます。
一発勝負でやり直しができませんから、作業が始まる前に、広井さんが作業する位置と手先の位置を確認して、最適のカメラポジションを決めてから撮影に入りました。
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完成品を作業台の上で回す
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広井さんが「色付け」に使うのは塗料ではなく染料です。それも和服の染めに使う染料だそうです。染めだからこそ、独楽の表面に木目の優しさが出てくるのです。
さあ、伝統の江戸独楽の完成です。 |
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取材協力:
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広井政昭
〒243-04
神奈川県海老名市上今泉1-16-1
tel. 0462-33-1192 |
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