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デジタルハイビジョンムービーで撮る伝統の技
能登半島の輪島塗の制作の様子を取材しました。
(6分10秒)
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Real
Video 700Kbps (ブロードバンドのみ対応)
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デジタルハイビジョンムービーHD1で撮影した映像をストリーミング用にダウンコンバートしていますので、本来の画質ではありません
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伝統の技
6800年のHistory を持つといわれる日本の漆工芸。その中でも、強度と文様の華麗さで名高いのが能登半島の輪島に伝わる輪島塗です。
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輪島塗の製作工程
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下塗りの工程
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輪島塗の起源は室町時代初期の1400年頃にまでさかのぼれます。当初、信仰儀式用に作られた輪島塗は、やがて庶民の生活道具として裾野を広げ、その過程でより堅牢な塗りが追求されました。輪島塗を特徴付ける「地の粉(じのこ)」と「布着せ(ぬのきせ)」の技術です。
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「地の粉」を漆に混ぜる瞬間
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「地の粉」は、400年以上前に輪島で発見された珪藻土の一種で、これを漆に混ぜることで堅牢な塗りが可能になります。
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「布着せ」も輪島塗に伝わる伝統の技
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「布着せ」は、縁など破損しやすいところに麻布や寒冷紗(綿布)などの布を張って補強する技術。輪島塗の重要な工程の一つです。
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手間をかけて手塗りを繰り返すことで浮かび上がる見事な光沢、金を使った蒔絵や沈金といった華麗な装飾。いずれも見るものに息の飲ませる素晴らしい技です。
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蒔絵(金粉を蒔く瞬間)
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蒔絵(漆で金粉を表面に蒔き付ける)
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撮影のポイント
今回の取材では、輪島の地域紹介という意味で、有名な「朝市」を導入に使い、次に輪島塗の職人芸の紹介、完成した漆器へという展開にしました。「朝市」では地元の人々の生き生きした表情に、塗りの工程では伝統の技の細部にデジタルハイビジョンムービーが迫ります。
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活気溢れる輪島の朝市
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ビデオの映像は銀塩写真に比べて「艶」や「光沢」を再現することが苦手といわれてきましたが、デジタルハイビジョンムービーは輪島塗の「艶」と「光沢」を見事にとらえてくれました。
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上塗りの工程
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完成品
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