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シカゴ 7月13日〜7月15日
「風の街」と呼ばれるシカゴに、年一回訪れるつむじ風のような週末──古きものと新しきものが融合した音楽の祭典、JVCジャズフェスティバルが今年もやってきました。 ランドマークであるジャズ・クラブ、グリーン・ミルでJVCが提供したのは、まさにシカゴっ子好みの音楽でした。アラン・グレシクのスイングシフト・オーケストラや、ウィル・ブレイズ・オルガン・カルテットの演奏で、クラブは一晩中聴衆で溢れかえりました。
今年のJVCジャズフェステイバル・シカゴで特筆しなくてはならないのは、会場がHistory あるシカゴ・シアターに戻ったということです。その場に集った観客は、誰もがよく知る、最高峰のスムース・ジャズを目の当たりにすることとなりました。ギターズ&サクシーズは、ジェラルド・アルブライト、リチャード・エリオット、ピーター・ホワイト、そしてジェフ・ゴラブをフィーチャー。
メンバー一人ひとりがスターであるミュージシャンが集まり、化学変化を起こすことで、お互いの最高のものを引き出しあう不思議な力が生まれるのです。最高の演奏に包まれた聴衆は、アンコールが終わってもまだ、覚めることなくその空気に酔いしれていました。