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31回目を迎えたノースシー・ジャズフェスティバルは、開催地をハーグからロッテルダムに移し、7月14日から16日の3日間にわたり、コンサート会場として有名な巨大多目的施設アホイで開かれました。会場には、川の名前がつけられた14のステージが設置され、3日間で180以上のコンサートが行われました。
今年の"アーティスト・イン・レジデンス”にはブランフォード・マルサリスが選ばれ、フェスティバルがフィーチャーするアーティストとして、さまざまなプログラムに出演しました。14日はロッテルダム・フィルハーモニック・オーケストラと共演し、《アマゾン・ステージ》のオープニング・コンサートでクラシックを披露。翌15日にはカルテットで同じく《アマゾン・ステージ》に登場し、ジャズ・テナー・サックスの巨人コルトレーンに捧げたトリビュート・ライヴ「至上の愛」を行い、16日には《ハドソン・ステージ》に"モダン・ジャズ・ドラムの父”ロイ・ヘインズをゲストに迎えたトリオで出演して、フェスティバルを盛り上げました。
14のステージの中でもメインと言えるのが、1万人を収容できる大ホールに、左右2面のステージをもつ《JVC ナイル・ステージ》。ノースシー・ジャズフェスティバルのモットーである、「広義のジャズの提供」を実践するような多彩なパフォーマンスが、15分のインターバルをはさみ、左右のステージ交互に、夜明け頃まで繰り広げられました。