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JVC Jazz Festival 2007

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Report 2007 JVC Jazz Festival Chicago

2007 JVCジャズフェスティバル レポート USツアー - シカゴシカゴ

 

CHICAGO Logo今年で22回目を迎えるJVCジャズフェスティバル・シカゴが、「ウィンディシティ」の愛称を持つシカゴで最も愛され注目されている劇場にて、2夜連続で開催された。ジャマイカやイギリスの影響を受けルイジアナ州ニューオーリンズで発祥したジャズ。そんなジャズの公演がハウス・オブ・ブルース会場にて7月20日に行われ、「1年で最もファンキーなライブ」に大勢のファンが詰めかけた。

 



 

ランツァラマス・モノフォニカ

ネヴィル・ブラザーズ

もちろん会場は超満員。ヘビー・ルーツ・レゲエの大御所であるネヴィル・ブラザーズやスティール・パルスの演奏に、観客全員が酔いしれた。

 

 

スティール・パルス

ネヴィル・ブラザーズ


スティール・パルスは、30年を超えてツアーやレコーディングを行っているイギリスの老舗バンド。彼らがステージに立つと、観客たちは1曲目から大いに盛り上がり、「アース・クライシス」や「ボディーガード」といった初期ナンバーでは、思い思いに歌い踊っていた。そしてステージの終盤では、ネヴィル・ブラザースのチャールズとシリルも姿を現し、彼らの力強いパーカッシブなパフォーマンスで、さらに会場を熱くした。休憩が終わり、元気を取り戻した観客たちは、ネヴィルの深遠かつ濃密なファンクリズムロックに身を任せる。ネヴィル・ブラザーズも、スティール・パルスと同様に30年以上も活動しており、確固たる実力に裏付けられたアーロンの癒されるヴォーカル、アーツキー、チャールズのサックス、シリルのエネルギッシュなパーカッション、ち密に計算されたアンサンブルマジックにて、観客たちを真夜中まで魅了した。

 

スティール・パルス

スティール・パルス

スティール・パルス

スティール・パルス

 



 

 

シカゴ劇場

シカゴ劇場

翌日の夜には、正装に身を包んだ2,000人を越えるコンテンポラリー・ジャズのファンたちが、ピーター・ホワイト、リック・ブラウン、リチャード・エリオット、ジョナサン・バトラーというジャズアタックのオールスターたちの公演のために、クラシックアールデコ様式のシカゴ劇場に詰めかけた。

 

シカゴ劇場は、アメリカで最初の映画館として1921年に創立され、「世界の奇跡的な劇場」と称えられた。巨大看板、ワーリッツァー製のオリジナルパイプオルガン、シュトイベングラス、大階段などが有名で、シカゴのランドマークに指定されている。これまで、デューク・エリントン、ベニー・グッドマン、フランク・シナトラなど超一流のミュージシャンたちが、ここでライブを行ってきた。

 

 

 


ジャズアタック

ジャズアタック

JVCジャズ・フェスティバルは、シカゴのコンテンポラリージャズ専門のラジオ局であるWNUAの協賛で行われ、人々は「ジャズアタックは、素晴らしい夜を、裏切ることなく提供してくれるはずだ」とうわさした。バンドリーダーであるピーター・ホワイトのアコースティック/エレクトリックギターをはじめ、リック・ブラウンのクラリオントランペット、ジョナサン・バトラーの優しいギタープレイとヴォーカル、またリチャード・エリオットのガットバケットスタイルのきめ細かいシルキーなテナーサックスとリズムセクションのコンビネーションなど非の打ちどころがなく、どの演奏もユーモア感があふれ、夜を大いに盛り上げた。熱狂的なファンたちはロマンティックな名演奏に聞き惚れ、惜しみないスタンディング・オベーションをミュージシャンたちに送っていた。


 


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