パンニングは、とにかくゆっくりと…
パンニングの最大のコツは、途中でスピードが変化しないようにスムーズな動きをすることです。
大切なことをもう一点挙げるとすれば、水平レベルが狂わないように気を付けること。そして、とにかくゆっくりとカメラを動かすこと。肉眼で見る場合の5倍から10倍くらい時間をかけるつもりでカメラを振ります。
パンニングのトップとエンドでは、必ずフィックスの部分を8秒以上撮るようにしましょう。フィックス部分が無いとパンニングを落ち着いて見られないし、編集の都合でトップかエンドだけをフィックスで使うこともあり得るからです。
目的別にパンニングを大別すると二種類になります。
一つは風景を見せるためのパンニングで、純粋に撮影者の意志やセンスで構図もスピードも決まります。落ち着いてスムーズな動きになるようにリハーサルを重ねてからトライしましょう。
もう一つのパンニングは、人物など画面内にいる被写体の動きを追いかける(フォローする)パンニングです。この場合は、被写体の動きに合わせたスムーズなパンニングを心がけましょう。
また、垂直方向にカメラを振る撮影法はティルトと呼びます。高層ビルの撮影などに最適です。
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