人間の目とカメラは違います。まず、そのことを理解しよう!
Video cameraを買ったばかりのユーザーの方は、とかくカメラを振り回す傾向があります。「アレも撮りたい!コレも撮りたい!」という気持ちは分かりますが、チョット待ってください!
肉眼で風景や人物を見るように、キョロキョロと構図が変化しては、そのビデオ作品は落ち着いて観ることのできないものになってしまいます。
人間の視野や視線は、とても頻繁に変化しているのですが、そのスピードでカメラを振り回したらとんでもないことになってしまうのです。
なぜか?人間の目は何かを見つめていても、常に周りの状況へ目を配れるのに対して、Video camera(映画のカメラでも TV Set 用のプロ仕様Video cameraでも同じ)は四角いフレームに囲まれた世界だけを見せているからです。限られた四角い世界がチョコマカと動き回っては、これは観にくい映像になってしまいます。一方、この四角いフレームが有るからこそ、映像には表現力が加わり、作品性も出てくるのです。