ここでは縦型ムービーの手持ちでの安定性を生かした撮影法を紹介しましょう。
まず、『手持ち移動』です。「フィックスが基本」と書きましたが、安定したフィックスを撮れるようになったら、パンニング、ズーミングに挑戦。そして、次が移動撮影ということになります。
例えば、歩いている人物を後ろから追いかけたり、正面から後ずさりしながら撮ったり、横から撮る方法があります(人物のフォロー移動撮影)。カメラが被写体と共に動いていきますから、臨場感があり、観る人の感情移入を誘いやすいテクニックです。大切なことは安定性。レンズは手持ちのブレを目立たせないないためにもワイド側でいきましょう。その分、被写体に近づくのをお忘れなく!また、特に後ろ向きで移動しながら撮影する場合には、周囲の安全に十分配慮してください。