見たいものを見たいから…
「サイズの使い分けの必要性は感じるけど、具体的に、どういう場面でどのサイズを使えば良いかが分からない」という声を聞きます。
答は簡単です。撮っている自分が、見たい!と思ったものが見えやすいサイズで撮れればよいのです。
例えば、全身を使って遊ぶ子供の姿を見せたければフルサイズ。次の瞬間、自慢げなその表情に迫りたくなれば、クローズアップに切り替えればよいのです。
いつも、「すべてを見せよう」と考えていると、撮ったテープすべてがミディアムサイズで埋め尽くされることになります。ワンカットですべてが見えなくても、カットを積み重ねることによって迫力を持って全体が伝わるというのがムービーの特質です。このあたり、基本的にワンカットで勝負する写真やデジカメの世界とは違うところ。
「サイズはメリハリをもって切り替える」のが基本です。そして、撮っている自分の気分を大切にしましょう。