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JVCのメインステージで変わり種だったのは、ライブのジャズに合わせて踊られた、サビオン・グローバーによる見事なタップダンスでした。タップを通した彼の音楽の解釈は、聴く者にジャズの新たな側面を見せてくれました。


また、誰よりもエネルギッシュだったのは、まるで小さな発電所のようなボーカリスト、アンジェリーク・キジョーでした。その小柄な体いっぱいにパワーが溢れるパフォーマンスで、集まった観客も一体となって歌い踊り、彼女のポジティブなエネルギーを全身で感じることができました。
一方、クリス・ボッティが彼のバンドとともに、ジャズの古典やオリジナルアルバムからのナンバーを演奏すると、観客は瞬く間に熱気に包まれ、彼の輝く才能が証明されることとなりました。


しかし、本当に最高のものは最終日にとっておかれていたのです。今年のベスト、比類なきデイブ・ブルーベック・カルテットです。85歳の若手ミュージシャンともいえる彼のタイミングやサウンドは、ベスト・ジャズと呼ばれるものだけが持つものでした。予想通り、彼がかの有名な"テイク・ファイブ”を演奏すると、興奮した観客は何度となく大喝采を繰り返しました。
JVC ニューポート・ジャズフェスティバルにおいて、いつの時代にも変らないこと。それは、アーティストと観客が同じように、この祭典のHistory や雰囲気、そしてプログラムの力強さにどうしようもなく惹かれているということでしょう。

