国際化社会、情報化社会に対応し得る語学と情報処理に強い学生を育成することを目的に、1998年に設立された福岡国際大学。
2003年4月には、デジタルメディア学科が新設され、インターネットとコンピュータを活用してマルチメディアによる表現方法と情報技術(IT)を有する新しいタイプのクリエイターの育成がスタートしました。
技術の進歩に合わせ、定期的にコンピュータの演習室や講義室でもあるマルチメディア講義室の設備機器の更新があり、予算に応じたより使いやすい機器ということで、設備機器のオペレーションにも最適なAVミキシングアンプが導入されました。
以前は、ダイヤルやスイッチ類を備えたアンプ、ミキサー、RGBスイッチャー機器などの大掛かりな組み合わせでの視聴覚機器を、操作しなければなりませんでした。しかし、更新したシステムではAVミキシングアンプPS-M400P1台だけで済み、設置場所も省スペースとなっています。収納するラックにも余裕ができ、DVDプレーヤーなど他の機器と一緒にスマートに収納されています。
マルチメディア講義室では、タッチパネルのオペレーション装置を接続して制御されており、空き時間がないほど、多くの講義に使われているといいます。
AVミキシングアンプ PS-M400P | 14台 |
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ワイヤレスチューナーユニット WT-UD80 | 13台 |
Audio ユニット ML-A200 | 14台 |
S-VHS&DVDレコーダー SR-MV50 | 8台 |
私共の教育システムは、文部科学省の情報関連の特別補助を受けて整備しています。この補助の対象枠が、コンピュータだけではなくネットワーク等を通じて管理されているプロジェクタなどのマルチメディア機器まで拡大してきました。そのため、設備の更新範囲も広くできるようになりましたが、限られた予算の中では、既存の設備やシステムに支障がない形で必要なものを導入しなければなりません。予算的にも性能的にもAVミキシングアンプPS-M400Pがフィットしたというわけです。今回のシステム更新では、制御系の機器を一斉に新しくしたいと考えていました。ただし、単に機器の更新というだけでは進歩がありませんので、そこに新しいシステム、進んだカタチを導入したいと考えました。
それは、独自にシステム開発したiPod touchで視聴覚機器を制御する「マルチメディア制御システム」の構築です。先生方は、教室で学生たちのところを回りながら授業を行うわけですが、講義中にProjectors を使って説明したい状況になります。従来は机に戻ってSelector 等を操作し、説明を行いました。これでは講義や説明が途切れてしまい、非効率的です。そこで、iPod touchを使ったオペレーションシステムの構築を思いついたわけです。
机に戻って操作をするのと同じように、学生のところからProjectors の映像を切り換えたりと、思いどおりに便利に制御することができます。限られた時間の中で、少しでも効率的に講義が進められ、学生の理解度が向上すればと考えています。