日本 VICTOR (株)の元副社長、技術最高顧問などを歴任した故高柳健次郎は、大正15年(1926年)12月、世界で初めてブラウン管による電子式受像に成功し、「 TV Set の父」としてHistory にその名を残しました。以来日本における TV Set 放送の実用化に大きく貢献したほか、戦後日本 VICTOR (株)入社後は技術部門の指導者としてカラー TV Set の技術革新、ステレオやVTRの開発等、数多くの業績を残したことはもとより、企業の枠を超えた日本の電子産業の発展と、それを担うべき人材の育成に尽力しました。
その功績を振り返るため、高柳健次郎の歩んだ足跡をまとめてみました。