当社独自開発のprojector用高性能反射型液晶デバイス
高輝度と高精細化の両立が図れるprojector用マイクロディスプレイデバイスとして注目されている反射型液晶デバイス‘LCOS’(Liquid Crystal on Silicon)の代表的なモデルです。当社は、97年10月にSXGA(130万画素)タイプの開発に成功し、同年末にD-ILAprojectorを発売。以来、ハイエンドprojector向けデバイスとして多年にわたる量産実績を積み重ね、商品化を実現してきました。
更に04年5月下旬にはHome Theater 用フロントプロジェクションシステム(解像度FHD)を発売、また同じく7月には、米国市場でリアプロジェクションシステム(52インチ、解像度720P)を発売しました。
画素アドレスと液晶部を3次元的に配置し、1.3インチQXGA、0.9インチSXGAで開口率94%を実現しました。画素が目立たず、滑らかな映像を実現します。
液晶層に垂直配向を採用し、映像の自然な動きに対応した高い動画性能と、優れた階調表現による高精細・高品位画像(シルクのようなきめ細かな映像)を実現。明暗のメリハリあるクリアーでフィルムライクな画質(引き締まった黒や、黒つぶれの少ない画面)が特長です。
同じサイズならより高い解像度の、同じ解像度ならより小さいサイズにすることが可能です。
液晶配向膜に無機物を使っていることで高信頼性と長寿命化を達成し、家庭用 TV Set や、監視/シミュレーション等長時間稼動システムでの使用を可能にしています。