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Victor・JVC /The Perfect Experience
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 Technical information

技術者インタビュー

技術者インタビュー〜高画質エンジン「倍速GENESSA」編〜
ディスプレイ技術統括部 リーダー 長谷川順一

VICTOR ・JVC独自の高画質映像処理システム「GENESSA」が「倍速GENESSA」として更に進化しました。

liquid crystal televisionの長年の課題であった「動く映像がブレて見える」現象を解決するために当社が世界に先駆けて開発した「倍速液晶」技術。
「倍速GENESSA」は、その「倍速技術」との相乗効果により TV Set の臨場感を更に高めています。

今回はこの「倍速GENESSA」の開発に携わった、ディスプレイ技術統括部 長谷川順一にインタビューしました。
(このインタビューは2007年5月に行なったものです)


●「GENESSA」について簡単に説明してもらえますか?

「GENESSA」とは TV Set の高画質化をはかる映像処理エンジンです。入力された映像信号の特徴や品質を検出し、その内容やレベルに合わせて様々なノイズを軽減したり、輪郭、コントラスト、色合いなどを最適に調整しています。
従来、モデルごとにエキスパートエンジニアが設定していた固定的な映像調整では、あらゆる映像シーンすべてに対して最適な処理を行うということができませんでした。
「GENESSA」は、内蔵された専用CPUが入力映像一枚一枚についてその特徴に合わせ最適な調整をすることで従来にない高画質化を達成するものです。
しかも、これらの処理を1秒間に60枚の映像一枚一枚についてリアルタイムで行っています。


●では「倍速GENESSA」とはどのような高画質化技術なのでしょうか?

現在liquid crystal televisionのトレンドとなっている「倍速液晶」技術との相乗効果により、更なる高画質化を達成するために開発した新映像処理システムです。
前述している「GENESSA」をDouble speed LCD model に合わせて進化させました。
「倍速液晶」技術とは、従来のliquid crystal televisionの課題であった動く映像がボヤけるという問題を解決するために2005年に VICTOR が世界に先駆けて生み出した技術です。
具体的には、1秒間に60コマで構成されている映像に対し、コマとコマの間に高精度の演算処理により新たな映像をつくり出し、倍の「120コマ」で表示することで、滑らかで「明るく」「クッキリ」とした映像を表示させます。
この技術に関しては同じ技術部の相羽がこの Technical information サイトで説明しているので詳しくはそちらをご覧いただければと思います。(倍速液晶技術者インタビュー
「倍速GENESSA」は、この「倍速技術」に合わせて新規に設計、チューニングされたシステムです。新たに作り出された「120コマ」に一つひとつに対して最適な高画質処理を行います。


●まさにDouble speed LCD model のために開発されたGENESSAということですね。

そうです。120枚の映像一枚一枚を美しく表示するための処理を行なっており、「倍速液晶」技術の効果とともに映像の臨場感を今まで以上に高めています。


●「倍速GENESSA」の開発で苦労した点はどこですか。

「倍速GENESSA」は、先ほど述べたように一枚一枚の映像すべてに対して最適な処理を行っていますが、それは、我々が過去から培ってきた画作りのノウハウをソフトウエア化してLSIに代行させるということです。
ある特定の入力映像に対して高画質化ができたとしても、他の映像に対してその処理が最適であるとは限りません。どんな映像が入ってきても常に最適な画作りを可能にするプログラムの開発、そしてプログラムをリアルタイムで処理させる高性能のLSI開発に苦労しました。


●「倍速GENESSA」に代表される VICTOR ・JVCのliquid crystal televisionの開発はどのような考えを目標に設計されているのですか?

最近は、どのメーカーもフルHDパネル・フルHD入力など民生用 TV Set では最高峰の TV Set を続々と発表しています。
そういった意味で「 TV Set は現時点での目標を達成した成熟製品だ」という意見もありますが、私はそうは思いません。今主流となっているフラットディスプレイは、従来の単なる「情報表示」装置といった位置づけから、コンテンツ制作者の思いや感性までをも「表現」できるレベルに達しようとしています。ですが、まだまだその表現能力に限界があります。我々は、 VICTOR ・JVC独自の技術によって、その不足分を補い「人の心に訴える真の映像を作り出す」ことを目標にしています。


●もう少し具体的に言われると?

そうですね、 VICTOR ・JVCには「原色探究」という言葉がありますが、これはアナログの TV Set の頃から続いている画質への強い思いで、「本来の色や映像はこうあるべきだ」と「そうあるべきものは、 TV Set を通しても同じように再現する」といった考えからきています。
とはいえ、 TV Set はエンターテイメントの要素がありますから、ただ単に忠実に再現すればよいわけではなく、「 TV Set を見る人の記憶を呼び覚まし、その人がもっとも美しいと感じる映像を再現する」ことも合わせて考えています。 VICTOR ・JVCの技術者は長年培ってきた「画づくり」の技術に対して絶対の自信を持っています。 TV Set 創生期より培ってきたノウハウが最先端の高画質技術、「GENESSA」や「倍速技術」に活かされています。


●最後に一言。

GENESSAは、当社オリジナルの高画質と使い勝手を備えた TV Set を実現する手段として今後も「倍速技術」とともに更に進化させていく予定です。
常に時代の先を読み、当社でなければ作れなかった技術を開発し、多くのお客様に欲しいと思っていただける製品作りを目指して行きたいと考えています。



この技術が活かされている製品


 
 
 



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